春の海 by長そで 小劇場 Trackback() Comment(4)

月、金はいつものドラッグストアのバイトだったのですが、
火、水、木は美術館の現代美術展の展示のバイトしてました。
体力使う仕事だったので、おかげさまで今週は見事に早寝早起きの規則正しい生活でした。
実は今週の更新は、全部月曜に仕込んだものだったりして、
ありがとう月曜のオレ（ぉ










瑳音（黒）「どうしたんですか、急にちょっと付き合え、だなんて」

別にー。深い意味はありませんよ。

瑳音「もしかして、気を使ってくれてるんですか」

まぁ、多少は、な。
だからちょっとまぁ、気分転換でもと思ってな

瑳音「ふふ、別にもう大丈夫ですよ。元々、何か気にしてたってわけでもありませんしね」

そうかー。
ま、お前が言うなら別にいいんだけどなー。










瑳音「でも、付き合えっていうからどこいくのかと思えば、前に来た近所の海ですか」

うむ。買い物の通り道でもあるし、久々に天気もいいから、気持ちいいかな、って。

瑳音「そうですね。少し寒いですけど、なんだか気持ちがいいですね」










瑳音「まるで……」










「あの日の……」










瑳音「あ、あれ……わたし……」

さー？

瑳音「いえ、なんでもないです……大丈夫、大丈夫ですよ」

……そうか。そうだ、ぼかぁなーんにも見てないし、なーんにも見えてない。
そういうことにしとこう。

瑳音「はい……」










瑳音「春が来ますね……」

そうだなぁ。これから暖かくなって、んで、きっとすぐ夏が来るな。

瑳音「夏が……」

あれは夏の終わりだったなぁ……約束が果たせてよかった。

瑳音「何かありましたっけ？」

『機会があったらまた来たい』って言ってたじゃろ。だから。

瑳音「そういえば、そんなこと言ったかもしれませんね……そんなこと、覚えてたんですか？」

まぁな。出来る男は記憶力もばつぎゅんなのだ。

瑳音「はいはい……まったく、しょうもないことばかり覚えてるんですから……でも」

ん？

瑳音「ありがとう……ございます……」

ん。ま、こんな近場でよければいつでも連れてくるさ。
あんまり海水浴客が多い時期は無理だけど、これからは晴れの日も多いだろうしな。

瑳音「はい……また、機会があれば」