緑竜のこころ その2 by長そで 縒玖良と愉快な？爆丸たち Comment(0)

・前回のお話はこちら

 

ネーグ「チッ、先制されちまったか……」










ネーグ「すまねえウィルダ、もっかい頼む！」

Tウィルダ「オウ、任せろ！」










樹里「アビリティ発動！神の気まぐれ！」










樹里「召喚爆丸！サブテラ・クロノスさん！」










クロノス「……！」（ｽﾞｽﾞｽﾞ










樹里「クロノスさん、ネーグたちが回り込むのを防いで！」

クロノス「……」（ｽﾞｽﾞ










樹里「そして爆丸シュート！ポップアウト、サブテラ・ミリアド・ハーデスさん！」










ネーグ「先にこっちのゲートを安全に回収しようったって、そうはいかないぜ！
　　　　　アビリティ発動！ウィンド・シュート」










ネーグ「爆丸シュート！ポップアウト、ゼフィロス・エイヴィア！」

エイヴィア「ウィンド・シュートの効果で、どのゲートカードにもいける、ということだな」










Mハーデス「くっ、きたわね……！」

エイヴィア「すまないな」

Mハーデス「……？」

ネーグ「ゲートカードオープン！ダークオンブリッジの崩壊！」

＜土属性ミリアド・ハーデス：600G＋JP150=750＞
＜風属性エイヴィア：500G＋JP50=550＞

Mハーデス「私の方がパワーレベルが高い……？」

ネーグ「だが、このダークオンブリッジの崩壊では、バトルにダークオン爆丸が
　　　　　参加していない場合、パワーレベルが低い爆丸が勝利する！」










樹里「限定型の低パワーゲートなんて……！ここは絶対値の――」










樹里「――いや、ダメ。こんなゲートを仕込んでるぐらいだから、
　　　ネーグもそれぐらい用意してるはず……結局もとの差に戻されちゃう……
　　　ごめんなさいハーデスさん、戻って！」

Mハーデス「そうね……！」










エイヴィア「勝ってしまったか……」

Mハーデス「？ まるで負けた方がよかったかのような口ぶりね」

エイヴィア「…………」










エイヴィア「……俺も爆丸だ、勝負で負けたいなどと思うはずがない。だが――」

Mハーデス「だが……？」

エイヴィア「それが必要なときもあるのかもしれない……」

Mハーデス「エイヴィア……？」










樹里「ハーデスさん、大丈夫？」

Mハーデス「ええ、私はね。でも――」










Mハーデス「なんだかエイヴィアの様子が少し変かも……」

樹里「エイヴィアさんの？」










ネーグ「ヘッ、さすがエイヴィアだぜ。これでまず一枚だ」

エイヴィア「……まあな」









エイヴィア「……なあネーグ、お前、本当にこの勝負で勝ってしまっていいのか？」

ネーグ「はぁ……？なんだよ、勝ってしまって、って」










エイヴィア「この勝負に勝ってあいつらを遠ざけてしまえば、本当に俺たちだけで
　　　　　　　ミラージェとの戦いに臨まなければならなくなるんだぞ……？」

ネーグ「当然じゃねえかそんなこと。なに言ってんだよエイヴィア。
　　　　　お前だって、関係ないやつら巻き込むよりはその方が良いって思うだろ？」

エイヴィア「確かに、巻き込みたいわけではないが……」

ネーグ「じゃあなんだよ……」










ネーグ「……俺たちだけじゃミラージェに勝てない、そう言いたいのか……？」

エイヴィア「…………」

ネーグ「もういい……続きはあとにしようぜ」










樹里「この配置か……」










ガーゴノイド「樹里さん！ここはクリティカルを狙いましょう！」

樹里「ガーゴノイドさん。でも私、クリティカルはあんまり……」

ガーゴノイド「ですが、獲得ゲート数も追いつかれましたし、あちらはフィールドに
　　　　　　　　既に一体スタンドしています、ダブルスタンド狙いじゃ追いかけきれません」










Mハーデス「……自信はあるの？」

ガーゴノイド「今フィールドにいるサンダー・ウィルダは特にメタルとかを
　　　　　　　　持っているわけではありません、僕でも十分やれるはずです」

Mハーデス「確かに、メタルがない同士なら勝算は十分あるけど」

ガーゴノイド「僕の一族のポップアウトは、外側に向けて翼が開く形、
　　　　　　　　つまりサイドスピンのときの展開力は強いです。
　　　　　　　　そこまで強力でなくても、一定以上のパワーで中心さえ狙えれば……！」










ガーゴノイド「お願いします樹里さん！やらせてください！」

樹里「……わかった。じゃあガーゴノイドさん、やりましょう！」

ガーゴノイド「はい！」










ガーゴノイド「難しく考える必要はありません。なるべく強いサイドスピンで
　　　　　　　　相手の中心を撃ち抜くんです！」

樹里「よぉし……！」










樹里「爆丸シュート！」

ガーゴノイド「うおおおおお！」










ガーゴノイド「いきます！サンドストームッ！」

Tウィルダ「ごがッ！？」










樹里「ポップアウト、サブテラ・ガーゴノイドさん！」

ガーゴノイド「やった！やりました！」










Tウィルダ「うごぉ……」

ネーグ「ウィルダ……まさかあいつがクリティカルなんて仕掛けてくるとはな」










樹里「ガーゴノイドさんすごい！」

ガーゴノイド「いえ、樹里さんのシュートもお見事でした！」

Mハーデス「これでラストワンね」

センチピード「ｷｭｲ！」










ネーグ「もう後がないな……」

モナルス「ネーグ、私が行くわ。丁度行動不能も解けたしね」

ネーグ「よし」










ネーグ「爆丸シュート！ポップアウト、ゼフィロス・モナルス！」











樹里「この調子なら逃げ切るのは難しくないはず……爆丸シュート！
　　　　ポップアウト、サブテラ・ミリアド・ハーデスさん！」










ネーグ「逃げ切るか……生憎、そう簡単には逃がすつもりはないぜ」










ネーグ「いくぜエイヴィア、勝負をかける」

エイヴィア「ああ……」










ネーグ「アビリティ発動！バトルギアでいくぜ！」





（続く