ふぁらんくす by長そで 小劇場 Comment(2)

縒良「よーし、かんせー！」










アリサ「うおお、ありがとう縒良。流石だな」

縒良「ふふん、どういたしまして♪」










縒良「ほれ、お嬢」

アリサ「うむ。これでようやく私にもエモノというやつができたな」

縒良「あんこ社からの誕生祝ねー、よかったねこんないいもの」

アリサ「うむ、私と同じ製造元の製品だ、きっとすごいものに違いない」










アリサ「しかしすごいな縒良は。こんなものを組み立てられるなんて」

縒良「あたしも昔は自分の拳銃一つ満足にメンテできなかったんだよ？
　　　普段実体弾の銃以外触らないから、今回も四苦八苦したし……
　　　でもお嬢も、行く行くは自分の武器ぐらい自分でバラしたり組んだりできるようにならないと」

アリサ「そうだな……頼りっぱなしはよくないな」










アリサ「よし、ならあっちは私が組んでみたい。一緒に手伝ってくれ」

縒良「わぁまだ一丁あるし……あとででいい…？」

残暑きもだめし by長そで 小劇場 Comment(2)

ゼニス「ｿｳｲｴﾊﾞ､最近隊員達ﾉ間ﾃﾞ､妙ﾅ噂ｶﾞｱﾙﾉﾃﾞｽｶﾞ…」










希亜良「お、おいゼニス、その話は……！」

瑳音「妙な噂？」

ゼニス「ｴｴ…」










ゼニス「数日前､部下ﾉ何人ｶｶﾞ家ﾉ見回ﾘｦｼﾃｲﾀﾄｷ､偶然､ｺﾞ主人ﾉ両親ﾉ寝室ﾉ前ｦ
            通ﾘｶｶｯﾀｿｳﾃﾞｽ｡ｿﾉﾄｷ､寝室ﾉ奥ｶﾗ足音ｶﾞｼﾀﾄﾉｺﾄﾃﾞ､ﾖｸ見ﾃﾐﾙﾄ…」










ゼニス「ｿｺﾆﾊ､恐ﾛｼｲ形相ｦｼﾀ落ﾁ武者ﾉ幽霊ﾉ姿ｶﾞ…！」










希亜良「やっ、やややややめろゼニス……そ、そういうひかががくてきな噂は……！」

瑳音「と言いつつ、なんでそんな隅っこに寄ってるんですか希亜良さん」










アリサ「でででも、き、希亜良の言うとおりだとアリサも思うぞ……！」

イズミ「あらあら」










縒玖良「おかん、おちむしゃってなに？」

ラースタ「戦に負けて逃げ延びたお侍さんのこと、かな……
　　　　　　ぼ、ボクもあんまり詳しくはないけど……」










「うらめしや～」（ﾇｯ

アリサ「！？」










アリサ「ぶわああああああああ！？」

希亜良「おおおおおお！？」

陽菊「わぁ、予想以上にいい反応」

アリサ「って、ひ、ひなか……喉からCSCが飛び出るかと思ったぞ……」










ゼニス「ﾅﾝﾀﾞｶアリサﾁｬﾝ､ﾄﾞｺﾄﾅｸ隊長ﾆ似ﾃﾏｽﾈ…」










瑳音「でも昔の希亜良さんといえば、もっとツンデレで頑固でしたよ？」

希亜良「誰がツンデレの頑固者だ誰が」










縒玖良「でも幽霊って、ほんとにおるがかな？」

メカいじりの血 by長そで 小劇場 Comment(2)

ミストカーフ「おぉ……こ、こいつは……！」













ミストカーフ「かわいいじゃねぇか！」

アリサ「……はは、だれだこれは」

イズミ「私のお友達のミストさんですよ」










フルングニル「結婚式のときはこれなくてすまなかったな」

レスキュー「いえ気になさらないでください。祝っていただけただけで、
　　　　　　　十分にありがたいことですから」










ミストカーフ「やー、話には聞いてたが、ほんとにお母さんになったんだなイズミも」

イズミ「ええ、まだまだ新米ですけど、アリサのお陰で毎日充実してますよ」

ミストカーフ「そうかー。アリサってんだったなー」











ミストカーフ「よーしアリサ、お姉さんと一緒に遊ぼうぜ！」

アリサ「む、アリサを子ども扱いするな」










ミストカーフ「う……意外に手強いな…………ん？」










（じー




















ミストカーフ「ははーん……」










ミストカーフ「おう、カメラ、気になるか？ん？」

アリサ「み、見てないぞ……別に見てない……」

イズミ「うふふ……」

僕の六周年 by長そで 小劇場 Comment(2)

はい、かんぱーい

「ええ、乾杯」










ということで誕生日おめでとうございます。

瑳音「どうも、ありがとうございます」

六年かー、長いような短いようなだなー。

瑳音「そうですねー、毎年言ってるような気もしますけど」










しっかしあれだね、六年も経てば、酒に弱いはずの瑳音さんも、
ジュース飲んでる僕を尻目にウーロンハイを飲むようにもなると……

瑳音「えっ！？飲んだことないですけど、これウーロンハイなんですか！？
　　　　普通に烏龍茶の味しましたし普通の烏龍茶だと思って――」

ウソ、普通の烏龍茶です。










瑳音「………………（じー」

すんませんちょっと言ってみたら驚くかなと思っただけなんですほんとすんません。

瑳音「………………」










瑳音「……ま、いいですよ。よくよく考えれば、ここで本物のお酒を仕込むまでやらないのが、
　　　　マスターのいい意味でチキンなところです」

うぐ……

瑳音「マスターは毎年この日になると、私のそれまでのことを思い出すんでしょうけど、
　　　私はむしろ、起動した日から今までのマスターのことを、毎年この日に振り返ります」










瑳音「随分変わった気もしますし、かと思えば相変わらずちょっと臆病で、
　　　　六年間でマスターも色々ありましたねぇ」

な、なんですかまじまじと……

瑳音「ふふふ……」









瑳音「いやぁ、あと四年で十年でしょう。向こう四年でどう変わるのかなこの人は、と思って♪」

お、おう……

冬が好き by長そで 小劇場 Comment(0)

七瀬「朝晩はすっかり涼しくなってきたわね……」










樹里「そうだねー、窓開けてると寒いと思うこともあるぐらいだし」

七瀬「そうね……マスターが暑がりなのが困りものだけど……」

樹里「まぁ、そこは自分で調整するから大丈夫だよ」

七瀬「そう……」










樹里「（お姉ちゃん、もう炬燵のこと考えてたりして）」

七瀬「（まだ流石に暑いけれど、炬燵の時期が待ち遠しいわね……）」