至近距離の不発弾 by 長そで 小劇場 Comment(0)

オキノ「あ、あの、璃縒お嬢様……」

璃縒「オキノさん？」

オキノ「す、少しよろしいでしょうか……」




オキノ「……」（ｷｮﾛｷｮﾛ 

璃縒「ど、どうしたんですか」

オキノ「その、他の方々にはできるだけ秘密にしていただきたいのですが……」

璃縒「はい……」




オキノ「その……実は今日はみなさんの洋服を洗濯していたのですが……
　　　　干しておいたはずの私の……その……ぱ、ぱんつが……いつのまにかなくなってまして……」

璃縒「え……そ、それは……」

オキノ「あっ、いえ、今日は窓も開けてましたので、多分風で飛んで行っただけだとは思うのです。
　　　　でも、その、ええと……私のぱんつは、実は、その……皆さんのより少し……大きいサイズでして…………
　　　　恥ずかしいので、できればあまり人に見られないように探し出してしまいたくて……」

璃縒「な、なるほど……」






縒玖良「まほまほー、見て見てーー！」




縒玖良「なんかでっかいぱんつ拾った！」

天帆「まぁ、これは確かに少し大きめですね～、どなたのでしょうか～」



璃縒「…………オキノさん、もしかして……」




天帆「失くして困っているかもしれませんし、一緒に持ち主を見つけてあげましょうか～」

縒玖良「うん、そやね！」



オキノ「…………」（ふるふるふる 

璃縒「オキノさん……」

隠せないタイプ by長そで 小劇場 Comment(0)

オキノ「取材、ですか……？」




天帆「はい～、 いいお話を書くには、
　　　何より色々なことを見聞きして見聞を得るのが一番だと思いますので～」

璃縒「ということらしいです……」




オキノ「でも私、とくに参考になりそうな面白い話は特には……」

天帆「大丈夫です、些細なことで構いませんので～。
　　　乙女が何気ない日々の中で感じる小さな喜びや悩み、きっと参考になります～」




オキノ「な、悩み……」

天帆「あら？」




天帆「オキノさん、もしやお尻に何かお悩みでも？」

オキノ「ひっ……！？ ち、ちがいます！ きのせいです！」

璃縒「（オキノさん……）」

ともだちリザルト by長そで 小劇場 Comment(0)

天帆「ということで、璃縒さんとお友達になりました～♪」

アルフ「そうですか、早速馴染んでいるようでなによりですね」




天帆「私が小説を執筆したら、読んでくださるという約束までしてくださいまして～
　　　がんばらなければなりませんね～」

アルフ「ああ、そうか璃縒さんも読書家ですか」

天帆「はい～、本好き同士お友達になれてうれしいです～」




ミドリ「そうですねー。胸に無駄なウェイト下げて歩いている同士、
　　　　通じ合うものがあるんですねーきっと」

アルフ「そういうとこですよミドリさん」

読書家のつどい by 長そで 小劇場 Comment(0)

璃縒〈こんにちは、璃縒です。最近は寒い日が続いていますね〉





璃縒〈うちの部屋も、天井が高いので暖房をつけてても少し寒いぐらいなのですが、
　　　逆に言えば、ロフトの上は空気が暖かくて、この時期とても快適です〉




璃縒〈こうしてると見た目はちょっと寒そうかもしれませんが、
　　　最近はすっかりここがお気に入りの読書ポジションです。では、今日も続きを……〉




璃縒「…………？」

言葉にできない by長そで 小劇場 Comment(0)

ミドリ「え？ 私が管理してるジャンクパーツってどんなものか、ですか？」




縒玖良「うん、どんなんあるんかな、って」

ミドリ「そうですねぇ、比較的状態のいいパーツは箱に収めてありますが、
　　　　こっちのボックスに入ってるのは旦那様が子供のころから
　　　　使い道がなくなって放り込んできたものばかりだそうで、
　　　　ゴミクソみたいなパーツばっかりですよ」

フォス「ゴミクソって……そんなまた……」

ミドリ「あらあら、本当にゴミクソなんですよー？」




ミドリ「なんとなく適当に色を塗って放置された馬」

フォス「馬」




ミドリ「ガンダム顔なので頑張って白く塗ろうとしたけれど
　　　　ガンダムマーカーが牛乳過ぎて挫折。塗装を落とすも
　　　　結局隅の方に白が残ってしまったガンダム」

フォス「ガンダム」




ミドリ「HGがでたらやる気がなくなって放置された
　　　　コレクションシリーズアストレイレッドフレームの残骸」

フォス「…………」




ミドリ「どうですかー？ 本当にゴミクソじゃないですかー？ どう思いますー？」

フォス「……………」