はんせいかい！ by長そで 小劇場 Trackback() Comment(3)

もう次の遠征まで日がないとかマジか！
この前に持つほどいたばっかりなのに、もう荷造りなの！？



それはそうと瑳音さんや、







瑳音（黒）「？ なんですか」

ハガネさんの件、瑳音的にはどうだったのよ

瑳音「ああ、ハガネさんですか。普通にいい子でしたよ。セスさんのお説教が利いたんですかねぇ」

まぁ、たしかに随分かわいらしくなってたよなー。
剣術的には？











瑳音「そうですね、しばらく力任せに振り回していたからか少し変なクセはついていましたが、
　　　　基礎からしっかり直したので大丈夫だと思います。
　　　　何より、ハガネさん自身とても熱心でしたからね、
　　　　上達するのにそんなに時間はかからないと思うのですが」

ふむ、流石に何人も教えてるだけあるなぁ

瑳音「美來さんは途中でスタイルが変わったから抜けちゃいましたけどね。
　　　　でも磋姫にしろ雪名さんにしろ、刀剣といえどタイプが違うので、
　　　　教えるのは中々大変だったんですよ？」

磋姫はレーザーブレードみたいもんだし、雪名は重さで断ち切るタイプだからなぁ。

瑳音「特に雪名さんなんかは、まともに教えられたのは近接戦での基本的な立ち回りと、
　　　　攻撃の流し方ぐらいで、あとは本当に本人がやりやすいスタイルを見つけてもらうしかない
　　　　って方向になっちゃってるんです。あとはもう模擬線の相手ぐらいしか
　　　　私はしてあげられそうにないですね、磋姫の方は触れば斬れる分、いくらか私に近いのですが、
　　　　やはり手ごたえや取り回し方は違いますから、難しかったですね」










てことは、もしかしてハガネさんって一番教えやすい？

瑳音「ええ、サイズは違いますが一番近いといえば近いですからね。
　　　　多分、私が今持っているものを最も多く教えてあげられるのは、
　　　　最終的にはハガネさんだと思います」

おお、そりゃなんかすごいことになってきたのー。
しかしお前ももう明日で四歳か。
四年間、ほんとに刀一本できたねー。












瑳音「そうですね。本当に四年間、ずっと振り回していた気がします」

今じゃすっかり達人級。我が娘ながら、こればっかりは見上げたもんだ。

瑳音「いえ、まだまだ私も精進が必要ですよ。神姫としては長くても、
　　　　剣士としてはまだまだ駆け出しです。とりあえず、十年はやりませんとね」

はは、がんばっとくれよー。
それにしても、なんでこんなに刀に打ち込むことになったんだっけかなぁ。
確かに、暇つぶしにと思って渡したのは俺だけど。

瑳音「そうですねぇ、争うのが好きというよりは、自分が上達していくのが楽しいというか、
　　　　割と趣味的な面があるのは否定はしないんですけど」










なんかこう、真剣にやるようになったきっかけとかは？

瑳音「きっかけですか、そういえばどうして…………ぁ」

ん？

瑳音「あ、いえ……なんでもないです」










瑳音「私、そろそろ寝ますね……」

え、あ、そうかい。
おやすみよ。

瑳音「はい、おやすみなさいマスター」













瑳音「……言えませんよ、最初に上手く使えたとき、
　　　マスターが褒めてくれたのが嬉しかった……なんて」