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プロフィール
HN:
長そで with BB@鉄板 and イリアス
性別:
男性
趣味:
見たまんま&それぞれに他多数
自己紹介:
・長そで
石川県在住の神姫マスターにして、玩ヲタの卵。高校二年で神姫に目覚めた、色々致命的な人。決して高くないバイトの給料を玩具に注ぎ込む駄目人間。兄貴分どころかもはやお義父さんであるBB@鉄板を尊敬と畏怖を込めて"店長"と呼んだり呼ばなかったりする。
長そで宅の神姫達
縒玖良と愉快な?爆丸たちシリーズまとめ
・BB@鉄板
兵庫県在住の大学生神姫マスターにして、ひよっ子モデラー。現在、諸事情により更新を無期休止中。
BB@鉄板宅の神姫達
・イリアス(いりあす)
神奈川県在住のT大生神姫マスターにして、そこいらに転がっている自称作家予備軍。バトロン終了に伴い、今後の身の上について目下悩み中。上の二人を呼んだり呼ばれたりする際は唯一呼称を変えたり変えられたりする。
ただいま就活中で更新頻度激落ち。
(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。
石川県在住の神姫マスターにして、玩ヲタの卵。高校二年で神姫に目覚めた、色々致命的な人。決して高くないバイトの給料を玩具に注ぎ込む駄目人間。兄貴分どころかもはやお義父さんであるBB@鉄板を尊敬と畏怖を込めて"店長"と呼んだり呼ばなかったりする。
長そで宅の神姫達
縒玖良と愉快な?爆丸たちシリーズまとめ
・BB@鉄板
兵庫県在住の大学生神姫マスターにして、ひよっ子モデラー。現在、諸事情により更新を無期休止中。
BB@鉄板宅の神姫達
・イリアス(いりあす)
神奈川県在住のT大生神姫マスターにして、そこいらに転がっている自称作家予備軍。バトロン終了に伴い、今後の身の上について目下悩み中。上の二人を呼んだり呼ばれたりする際は唯一呼称を変えたり変えられたりする。
ただいま就活中で更新頻度激落ち。
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~手のひらサイズの娘達~
2024/11/22
14:32:48
2014/05/26
00:00:01
稚綾『リズ、そろそろ』
リズラス『あぁ、新しい指示があるという話だったな』
稚綾『うん』
稚綾『なにか考えごとしていたの……?』
リズラス『いいや、その逆だ。何も考えていなかった』
リズラス『俺には何もない。だがそれが、たまに妙に虚しくなることがある。
だからせめて何も考えず佇んでいるのが、俺にとっては息抜きなんだ』
稚綾『リズ……』
リズラス『もう少ししたら行く。先に行っていろ』
稚綾『うん……』
稚綾『じゃあいくね……』
リズラス『ああ』
『ギーギー』
リズラス『ん?』
『ギーギー』
リズラス『腹でも空かしているのか?』
『ギーーーッ!!』
リズラス『ぐっ!』
リズラス『野鳥風情に……!』
リズラス『食われたまるか!』
『ギギャーーッ!』
(ガラッ
リズラス『なっ!?』
(ドッ
リズラス『(あぁ……なんだ……俺は、どうなった……?)』
リズラス『(そうか、俺は落ちたのか……体が動かん……
このまま、ここで死ぬのか……)』
リズラス『(ここで誰にも知られぬまま……誰にも見つけられぬまま……
散々俺を使い倒した連中も、俺が消えたぐらい気にすることはないんだろう、
俺は連中にとって、扱いやすい道具に過ぎない。
使って、使って、不要になったら使い捨てて終わるだけの)』
リズラス『(俺の生とはなんだったのだ……それを探求することすらできなかった……
しようとも思わなかったが……)』
フォス「うぐっ!!」
リズラス「終わりだ、フォス」
フォス「くそっ……」
リズラス「お前は消さなければならない。それだけが、唯一の道だ」
フォス「なに、を……」
リズラス<そうだ、それだけが唯一の道だ>
リズラス<あの娘の>
リズラス<稚綾の望みを叶えるための>
リズラス『稚綾……どうしてここにいる……?』
稚綾『待ってても来ないから……心配で……』
リズラス『心配?俺をか……どうして……?』
稚綾『どうして……わからない』
リズラス『わからないのに来たのか?
お前の大切な父から指令を聞きにいかねばならないというのに…?』
稚綾『お父様の話は、あとでも聞ける、から……』
リズラス『だから、俺を探しに来たのか……』
稚綾『たぶん……それだけじゃない……』
リズラス『なんだ……?』
稚綾『リズは自分のこと、空っぽだっていうけど
私はそれが本当にそうなのかわからない……。
だけど、そんなことは、たぶんどうでもいい……』
リズラス『……?』
稚綾『私は、そんなこと関係なくて、きっとリズとなりたい、
あの言葉、友―――
ロッカノイド『カッカッ、カカカカ!!』
稚綾『あ、ほらリズ。ロクも来てくれた』
リズラス『ん……』
稚綾『リズのこと心配していたの、私だけじゃなかったよ……』
リズラス『……ふっ、そうか……』
リズラス<俺はこれまで、やつらの道具として生きてきた。
そしてこの娘も、おそらく俺と同じ道を辿る。
だがその事実は、俺はともかくこの娘にはあまりにも重すぎる現実だ。
しかしもし、俺たちがやつらの望みを叶えることができたら……
俺たちの、いや、この娘の道具として使い捨てられるだけの運命を、
少しは変えてやれる可能性はないだろうか……>
リズラス<俺はやつらの本性を知っている、だからわかる。
これは決して分のいい賭けではない。
だがもしこの娘がやつらの愛情を欲しているなら、
使命を果たして自由を得られる可能性が少しでもあるのなら、
課せられた使命を完璧に遂行してみせるしかない>
<―いつかお前が、誰かと心を許し合う関係になれるように>
リズラス「トドメを刺す」
稚綾「リズ……」
稚綾「これが……お父様の命令……」
「フォっちゃん!!」
稚綾「…!」
縒玖良「フォっちゃん!リズやめてま!」
稚綾「(縒玖良にとってのあの子は……)」
稚綾「(私にとってのリズ……!)」
リズラス「おわりだ!」
稚綾「リズ!だめ!」
(続く
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