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HN:
長そで with BB@鉄板 and イリアス
性別:
男性
趣味:
見たまんま&それぞれに他多数
自己紹介:
・長そで
石川県在住の神姫マスターにして、玩ヲタの卵。高校二年で神姫に目覚めた、色々致命的な人。決して高くないバイトの給料を玩具に注ぎ込む駄目人間。兄貴分どころかもはやお義父さんであるBB@鉄板を尊敬と畏怖を込めて"店長"と呼んだり呼ばなかったりする。
長そで宅の神姫達
縒玖良と愉快な?爆丸たちシリーズまとめ

・BB@鉄板
兵庫県在住の大学生神姫マスターにして、ひよっ子モデラー。現在、諸事情により更新を無期休止中。
BB@鉄板宅の神姫達

・イリアス(いりあす)
神奈川県在住のT大生神姫マスターにして、そこいらに転がっている自称作家予備軍。バトロン終了に伴い、今後の身の上について目下悩み中。上の二人を呼んだり呼ばれたりする際は唯一呼称を変えたり変えられたりする。
ただいま就活中で更新頻度激落ち。

(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
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2024/11/22  13:37:34
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2014/07/12  00:00:01
・前回のお話はこちら









縒玖良「だ、だれ……?」




「私はタヴァネル」




統タヴァネル「神なるコードイヴの分身にして、そのしもべなり」




縒玖良「タヴァネルって、まさか……」

統タヴァネル「そうだ、以前お前が召喚を試みたタヴァネルこそが私だ」

縒玖良「おー……」




縒玖良「で、そんなタヴァネルがどうしてここに?」

統タヴァネル「言っただろう、お前たちの話に
         私も一枚噛ませてもらおうと思ったのだ」

縒玖良「っていうか、そもそもなんでこの前呼んでも出てきてくれんかったん?」

統タヴァネル「うむ。その件だが、あれは別にお前自身に
         私を召喚する資格がなかったわけではない」




統タヴァネル「お前は私を召喚するに足る資格を十分に満たしていた。
         だが私は、現世へと生まれでることを私自身の意思で
         故意に拒んだ。故にあのとき私は現れなかったのだ」

縒玖良「?」

統タヴァネル「わからんという顔だな。縒玖良、コアデムと同じく、
         私もまたずっとお前を見守ってきた。お前が爆スロンをクリアし、
         召喚の有資格者となったその日からずっとだ。
         そして早い段階から、お前が魔竜に目をつけられていることにも
         気がついていた。それが私が生まれることを拒んだ理由だ」

縒玖良「どういうこと?」




統タヴァネル「我々タヴァネルは、誕生したときは特定の属性を持たず、
         召喚者の資質に呼応してはじめて属性を得る。
         私が光属性の姿でここに現れたのも、お前の影響なのだ」

縒玖良「ほへー」

統タヴァネル「つまり我々は、極めてプレーンな状態で誕生するが故に、
         外的、後天的な要因でその性質が変容しやすい特性がある。
         もしお前になにかあり、我々の力が魔竜に悪用されでもすれば、
         それは爆丸たちにとっても大きな脅威になるだろう」




統タヴァネル「故に私は、そうした事態を避けるためにあえてお前の召喚に応じず、
         戦いを見守りながら、その経過を見守ってきたということだ」

縒玖良「うーん……なんとなく、わかったような……」

コアデム「デ、ソレガドウシテ今デテキタンダ?」

統タヴァネル「あぁ、よく聞いてくれた」




統タヴァネル「私は今、自らの意思で現世へと生まれ出ることを拒んだと言ったな?」

縒玖良「うん」

統タヴァネル「つまりここにいる私は、あくまでまだ魂だけの存在だ。
         本来誕生と共に得るはずだった生命をまだ温存したままな」

コアデム「マサカ……」

統タヴァネル「ああ、そうだ。縒玖良、コアデム、私が得るはずだったこの生命、
         お前たちに託そう」




コアデム「ダガ、ソンナコトヲスレバ今度ハオ前ガ……」

統タヴァネル「安心しろ、私はそもそもまだ生まれてすらいない存在だ。
         お前たちに生命を与えたところで、死ぬというわけでもない」

縒玖良「だからって……」

統タヴァネル「我々タヴァネルの使命は、爆丸たちの次の世代への歩みを
         止めず動かし続けることだ。古き時代の亡霊が未来を閉ざすというなら、
         それを打破する歩みをお前たちに求める、それだけのこと」




縒玖良「……魔竜たちのことがなかったら、タヴァネルもうちらのチームで
     爆丸バトルできたんかなぁ……」

統タヴァネル「かもしれぬ。だが、現実として魔竜の驚異はすぐそこにある」




統タヴァネル「コアデムよ、私に代わり縒玖良の力となるがいい、
         理不尽に屈するな」

コアデム「心得タ、任セテクレ」

縒玖良「コアデムだけじゃない……タヴァネルだってうちらに力を貸してくれる、
     もうタヴァネルも、うちらの仲間や」

統タヴァネル「!」



縒玖良「ごめんねタヴァネル、タヴァネルのこと生まれてこさせてあげられんくて……」

統タヴァネル「…………」

縒玖良「たとえあっちの世界で一緒に戦うことができんくたって、
     タヴァネルはもう、うちらの仲間や。うち、戻ったら皆に言うから。
     うちのチームの七人目は、タヴァネルやって……」




統タヴァネル「……ああ」






統タヴァネル「私は統タヴァネル、その記憶をコードイヴへと還元し、
         次代の爆丸の礎を築いていく者。
         私がどんな記憶を持ち帰るべくここに存在を許されたのか、
         今、それがわかったかもしれない……」






統タヴァネル「よし、では始めるぞお前たち。神より賜りしこの生命、お前たちに託す!」




縒玖良「うん……!」












スタッグ「大変だYo!」

Aパーシバル「なんだ!?」

スタッグ「魔竜の連中、また来やがったNe!」





フォス「魔竜族……これ以上好きにはさせない……!」




フォス「いこう!」

Aパーシバル「ああ」

スタッグ「Yes!!」

アリサ「だが縒玖良がいないと……!」

フォス「縒玖良が動けないからこそ頑張らないと!」

アリサ「おまえたち……」




Hyドラゴノイド「はぁッ!」




フォス「メクトガン……ハイパードラゴノイドたちか……!」




Heドラゴノイド「なにか強い気配がするな……気になる、
         様子を見てこよう」

Bドラゴノイド「わかった、頼むぞ」





(ガンッ

アリサ「!」




アリサ「お前は……!」

Heドラゴノイド「……縒玖良め、まだ息があったか。
         だがおかしい、この強力な気配の源はなんだ……!?」




アリサ「お前たちだな、魔竜族というのは。縒玖良には指一本触れさせんぞ!」

Heドラゴノイド「小娘そこをどけ、今度こそこいつにトドメを刺す。
          気配の正体を探るのはその後だ」

アリサ「誰がどくものか!」




(トン

アリサ「!」




アリサ「さ、縒玖良……!?」



(続く

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