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プロフィール
HN:
長そで with BB@鉄板 and イリアス
性別:
男性
趣味:
見たまんま&それぞれに他多数
自己紹介:
・長そで
石川県在住の神姫マスターにして、玩ヲタの卵。高校二年で神姫に目覚めた、色々致命的な人。決して高くないバイトの給料を玩具に注ぎ込む駄目人間。兄貴分どころかもはやお義父さんであるBB@鉄板を尊敬と畏怖を込めて"店長"と呼んだり呼ばなかったりする。
長そで宅の神姫達
縒玖良と愉快な?爆丸たちシリーズまとめ

・BB@鉄板
兵庫県在住の大学生神姫マスターにして、ひよっ子モデラー。現在、諸事情により更新を無期休止中。
BB@鉄板宅の神姫達

・イリアス(いりあす)
神奈川県在住のT大生神姫マスターにして、そこいらに転がっている自称作家予備軍。バトロン終了に伴い、今後の身の上について目下悩み中。上の二人を呼んだり呼ばれたりする際は唯一呼称を変えたり変えられたりする。
ただいま就活中で更新頻度激落ち。

(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
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2024/11/22  13:52:54
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2015/01/12  00:00:00
・前回のお話はこちら









磋姫「あの物体の調査結果が出ました」

ミラージェ「結論から言うと、あれは次元の裂け目のようなものだ」

樹里「次元の裂け目?」

ミラージェ「ああ」




ミラージェ「爆丸のエネルギーには、個体差はあるが本来的に次元空間に
       干渉する性質がある。俺とネーグがかつてエンシェントが眠っていた空間に
       迷い込んだのも、元はそういった爆丸のエネルギーを研究していた際に、
       偶発的に次元ゲートが開いたからだ」

磋姫「そしてタイタニウムは、二体のフュージョン・ドラゴノイドを取り込んだことで、
    強大なエネルギーの凝縮体と呼べる存在になっていたと推測されます。
    そんなタイタニウムが消滅すれば、制御を失ったエネルギーは暴走を起こし、
    高密度のエネルギーが自らの持つ引力でさらに一箇所に集中するはず。
    そんなことになれば、空間に穴を開けてしまうのも無理はない。それが私たちの結論です」




縒玖良「え……? なに……?」

フォス「ああうん……まぁ、タイタニウムが爆発する時に、
    爆発の衝撃で空間に穴があいちゃった、ってことだよ。要するに」

縒玖良「う、うん……」



ネーグ「それで、その次元の穴っていうのはほっといて大丈夫なのかよ?」

樹里「確かに心配だよね」




ミラージェ「普通なら、あの規模の裂け目は復元効果が働いて、
       短時間で消えるはずなんだがな……」

磋姫「観測の結果、あの穴に関しては消えるどころか、少しずつ膨張していることがわかりました」




縒玖良「えっ、それってやばいん?」

磋姫「ええ……もしこのままあの穴が広がり続ければ、周囲一帯……いえ、
    もしかしたらこの星そのものをまるごと異空間に飲み込んでしまうかもしれません」

樹里「そんな! 何かあの穴を消す方法はないの!?」

ミラージェ「あるにはある」



ミラージェ「ゲートのこちらがわと向こう側で、同時に爆丸のエネルギーを炸裂させ、
       周囲の空間に干渉して穴を埋める方法だ。
       未硬化のコンクリートを塗り伸ばして穴をふさぐようなもの、と考えてくれ」

樹里「えっ、でもそんなことしたら……」

磋姫「ええ……」




磋姫「この方法では、ゲートの向こう側で作業に当たった爆丸には、
    こちらの世界へ帰ってくる手段がありません……」

縒玖良「そんな! じゃあそんな作戦できるわけない!」

樹里「他に方法はないの!?」

ミラージェ「向こう側の空間は非常に不安定で、次元座標の特定すら困難だ。
       迎えに行く術はないし、かといって他の方法もない……」

Mハーデス「そんな……」




「ではその役目、俺が引き受けよう」

縒玖良「!?」




フォス「リズ!?」

リズラス「向こう側で作業に当たる爆丸が必要なら、俺が志願しよう」

フォス「リズ、なにを……!」




磋姫「リズラスさん、本気なのですか?」

リズラス「俺には別にお前らの世界を救ってやる義理などない。
      しかしこの世界には、どうしても守ってやりたいものがある」

樹里「それは……?」


                   

リズラス「あいつの……稚綾の友たちだ。あいつが望んで止まず、やっと手にすることができたものだ。
     それが、この世界にはある。それを守るためなら、俺は命など惜しくはない





縒玖良「リズ……」

リズラス「俺の命は、本来とうの昔に消えているはずだった。それを救ってくれたのが稚綾だ。
     だから今こそ、やつの未来のためにこの命を使う





フォス「本当に……やるつもりなの?」

リズラス「ああ」

Mハーデス「もう二度と稚綾ちゃんにも会えないのよ?

リズラス「ああ」

エイヴィア「お前……本気なのだな」




磋姫「…………わかりました。リズラスさん、お願いしてもよろしいですか」

リズラス「ああ」

縒玖良「っ!? 磋姫姉っ!」

磋姫「誰かが……やらないといけないんです」




縒玖良「リズ、考え直して! こんなことやめてま!」

リズラス「…………」

縒玖良「稚綾だってもうすぐ目を覚ますはずや! そんときリズがおらんかったら……
     稚綾はぜったい悲しむ!


リズラス「そうだな……あいつはそういうやつだ……」




リズラス「だから……稚綾のこと、よろしく頼む

縒玖良「……っ!!」
























(つづく
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