蒼き魔神の涙 -涙の章- その1 by長そで 縒玖良と愉快な？爆丸たち Comment(0)

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縒玖良「むー、暇やー」










ヘリオス「まぁな。しばらく爆丸バトルもできねぇし、まいったぜ」

ガーゴノイド「ところでナイトパーシバルさん、もうコアデムの輸送方法は決まったんですか？」










Kパーシバル（水）「それが、さっぱり思いつきませんでね…どう考えても衝撃は避けられないし…
　　　　　　　　　　　　なのでもう民間軍事会社にでも依頼して、輸送を
　　　　　　　　　　　　手伝ってもらおうかと思ってるんですよ」

ガーゴノイド「なるほど、もう強攻策ですね」










樹里「民間軍事会社って……」




















樹里「……だ、大丈夫なのかな……」

Mハーデス「ちょっと心配といえば心配ね……」










Kパーシバル（水）「夕方までに代案が思いつかなかった場合、依頼を正式に飛ばすつもりです
　　　　　　　　　　　　ご迷惑をおかけしますが、もう少しお世話になります」

Aパーシバル「いいさ、それで事が丸く収まるならな」

 

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ラーズリオン（火）「はっ…はっ…はっ……撒いたか？」










「残念だがそうはいかない」










ラーズリオン（火）「くっ……おのれ、どこまで我々を愚弄する気だ！」

「愚弄してなどいないさ。私はお前たちを評価している」










「そう、そしてそれゆえに、その力が必要なんだ」










ラーズリオン（火）「おのれ……！」























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（翌日）







フォス「はっ！」

縒玖良「ポップアウト、ルミナ・フォス！」










アリサ「しかし盲点だったな、バトルは無理でもシュート練習はできるなんて」

縒玖良「ねー、なんでもっと早く気づかんかってんろ」










Kパーシバル（水）「本当にすみません皆さん。連絡では明日の午前中には
　　　　　　　　　　　　迎えが来るということですので……」

樹里「そっか、もう決まったんだね」

Aパーシバル「そっちもようやく帰れる目処がついてよかったじゃないか」

Kパーシバル「はい、おかげさまで」

樹里「でも、またあっちについたら大変そうだね」










樹里「研究するって言ってもあれじゃ…………！」










フォス「縒玖良！」

縒玖良「うん……！」










縒玖良「この感じ、前とおんなじ……！」

アリサ「また何か感じたのか？」

ランド「おいおい、ってことはまさか……」










コアデム（水）「グググググ……」










縒玖良「コアデム……！」










アリサ「やっぱり……！」

樹里「でも私達、この一週間ずっとバトルしてないのに、どうして！？」

Aパーシバル「……そういえば考えもしなかったが、もし家の近所で誰かが爆丸バトルをしたら、
　　　　　　　　その影響を受ける可能性もあるかもしれん……」

Kパーシバル「他に理由があるのかもしれませんが、今考えられる可能性はそんなところですね……」










縒玖良「コアデム……」

コアデム（水）「メリアナ……ドコダ……」

縒玖良「メリアナ……この前も言っとったけど、メリアナって何なん……？」

フォス「もしかして、人の名前……？」










Kパーシバル「メリアナ！確かにメリアナと言いましたね？」

フォス「う、うん」

Kパーシバル「その名前なら確か調査中に聞いた名前です、
　　　　　　　　　蒼き魔神と交流を深め、最期には彼を庇って命を落とした少女の名前……」










フォス「じゃあまさか、コアデムはこの前も……」

縒玖良「そのメリアナって子を探しとったってこと……？」










コアデム「ドコダ…ドコニイル、メリアナ…」









フォス「コアデム、思い出すんだ。メリアナさんはもう、この世にはいないんだ。
　　　　だから君は眠りについたはずだよ。辛いかもしれないけど……思い出して」










コアデム「メリアナ……イナイ……？ ソウダ、メリアナ……アノトキ……」




















コアデム「ウアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！」

フォス「コアデム……」

コアデム「オモイダシタ、メリアナ、シンダ……オレトイタカラシンダ……
　　　　　　オレヲカバッテ……メリアナ…………」

縒玖良「…………」

コアデム「メリアナ……」










コアデム「……デモナゼダ……」










コアデム「ナゼオマエライッショニイラレル……」

縒玖良「え？」

コアデム「オレ、メリアナトイッショニイラレナカッタ……ナノニ、ナンデオマエラハ…！」

フォス「お、落ち着いてコアデム！君のいた時代と違って今は……！」

コアデム「ユルセナイ……ユルセナイ……！」










コアデム「ウゴアアアアアアアアアア！」（ｳﾞｩﾝ










コアデム「オマエラ、ユルセナイ…！」










Aパーシバル「聖アクアス！」

Kパーシバル「おそらく、アクア・コアデムの生み出した幻影でしょう。
　　　　　　　　　いわばあれは、彼の分身のようなものです」

ヘリオス「おいおい、そんな力まであるのかよあいつ！」










縒玖良「バトルしろ……ってことやよね」

フォス「そうみたいだね……あまり気は進まないけど……」

縒玖良「うん……」（ｶｼｬ

『Gauntlet activate』










コアデム「ゲートカードォ！」










縒玖良「コアデム……」

アリサ「縒玖良、気持ちはわかるが……」

Aパーシバル「下手をすればこっちがやられかねない相手だ、迷ってる暇はない」

ヘリオス「一発ブン殴って、目を覚まさせてやるしかねぇよ」

縒玖良「うん……そうやね」










縒玖良「ガントレット、チャージオン……！」






（続く