えくすかりばー 前編 by長そで 小劇場 Trackback() Comment(2)

既にもう一月以上前になりましたが、実はキャラホビ遠征の時、
アクリルドーパントことグロンギこるとさんが、璃縒に素敵な武器を作って持ってきてくださっていました。

先頭は苦手で、模擬戦どころか武装の試着すらしたことがない璃縒ですが、
実際に使いこそしないまでも、自分のためにわざわざ持ってきていただいた武器は、
すっかりお気に入りの宝物である様子。

ということで今回は、そんな璃縒とこの武器にスポットを当ててみましょう。









璃縒（白２）「～～♪」

縒良（軽黒）「へーい、りっちゃーん」










璃縒「姉上……」

縒良「んふふ。りっちゃんは今日もそれ眺めてたの？」

璃縒「……は、はい」

縒良「キャラホビのときに貰ってきてからすっかり日課だもんねー。お気に入りなんだ」

璃縒「はい……」










縒良「でもりっちゃん、これまで一度も模擬戦とかしてないし、すっかり鑑賞専用だね」

璃縒「それはその……いいんです、そういうのは苦手……ですから……」

縒良「ふーん。ま、いいんじゃないかなそういうのも。苦手なこと、無理にしなくたっていいしね」










縒良「それよりさ、縒名が美味しい鯛焼き持ってきたの。食べいこ？」

璃縒「ぁ……はい」


（ずるっ








（びたん

璃縒「はぶふぅ」

縒良「おっと」










縒良「ほらほら、大丈夫？」

璃縒「はい……ありがとうございます」










縒良「ほらほら、いくよー」

璃縒「きゃ、きゃ……！」

















「……よっ」


















スィンドル「ふぅ……潜入成功っと」










スィンドル「どれどれ、金目の物は……っと」










スィンドル「お、こいつは良さそうだな。地球人の職人が作った武器か？」










スィンドル「あっちにも一本あるが、ああいうのは売り飛ばそうとしても」
　　　　　　　『それを売るなんてとんでもない！』とか言われるし、意味ねーんだよなぁ。
　　　　　　　まずは今晩の飲み代になってもらわねぇと困るし、こっちだけ頂くとするか」










スィンドル「よし、さっさとずらかろう」










スィンドル「あら、よっと」










スィンドル「って」










スィンドル「あ」

「「「あ」」」










スィンドル「うおおおお！？盗ったそばから！？」

縒名（軽白）「あっ、逃げた！」

縒良「追わないと！」

スィンドル「ちぃ！」










スィンドル「ボルダー！」

ボルダー「へっ、貸しにしておくぜミスター盗人野郎！」

スィンドル「しかたねぇ！」










スィンドル「よっと！あばよ嬢ちゃんたち！」










璃縒「……そ、そんな……」

縒名「このままじゃ……追いかけよう！」

縒良「がってん！」



・

・

・










縒名「……こっちの方だと思うんだけど」

縒良「目撃者の証言が正しければ、部屋を出たのは確かなはずだし……」










璃縒「あ、いました！」

縒良「！」










縒名「って、近っ」

スィンドル「ん？」










スィンドル「って、げぇ。さっきの神姫達じゃねえか！」










縒名「デストロン！大人しくその剣をボク達に返して！」

縒良「大人しく返してくれるなら、こっちも何もしないで引き返すよ」

璃縒「お、お願いします……私の宝物なんです、返してください……」










スィンドル「けっ、どの口がそんな生意気なこと言ってんだ？オンスロート、いいよな？」

オンスロート「はっ、、リーダーにそんな口の利き方するヤツが言えたことか。
　　　　　　　　まあいい、コンバットロン部隊！」










ブロウル「へっ、お呼びのようだぜ！」

ボルダー「結局、一戦やることになるみたいだな！」










ブレストオフ「へぇ、サイバトロンどもが相手じゃないようだな……！」










スィンドル「来たな、全員集合だ」

オンスロート「よし！いくぞコンバットロン、ユナイトッ！」



（続劇