ぶかぶかべびー by長そで 小劇場 Trackback() Comment(2)

「んー、やっぱり私じゃぶかぶかだなー」










……ひなさんや、君は何をなさっているんですか

陽菊「あ、ベビードール着てみたの。縒名が楽しそうだったから、いいなぁって」

いやいやいや……










陽菊「ちょっと大きめだけど、かわいい？えっちな感じ？」

いやー、まぁかわいいっちゃかわいいんですが、
いかんせんひなにはまだそういう過激な衣装はちと早いんじゃないかとお父さん思うんです。

陽菊「そうかなー、私はこういうのも色々着てみたいな♪」

やー、まぁ、気持ちはわかるんですけども……










陽菊「……例えば、バラバラの部品にした時計を箱に入れて揺すって、
　　　それが綺麗に時計の形になるぐらいの確率」

えっ？

陽菊「生命はね、そんな奇跡から生まれたんだよ、お父さん」










陽菊「だからね、おもしろいこと、おかしいこと、いろんなこと、
　　　せっかく生まれたんだから、たくさん触れてみたい。そう思わない？」

は、はぁ……

陽菊「私はそう思うの。だからこういうのも知ったからには着てみたいの。
　　　私の目に入るものは、私の耳に入るものは、触れて感じてみたい」

中々哲学的なことを言うのう……

陽菊「そう？きっとこれが、生命の本質だと私は思うよ？」

まぁ、それはそれとして……










まず向かって左を見て欲しい

陽菊「あ、瑳音♪」

瑳音「マスター、一体陽菊ちゃんに何を……」

違うんです誤解なんです聞いてください瑳音さん










瑳音「こんな子にまでそんな格好をさせて……！（ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ」


……ひなよ、君の探究心と好奇心。実に素晴らしい。
だが覚えておいて欲しい、ときにそれが僕のピンチを招くということを（白目

陽菊「じゃあいっそ既成事実とか作っちゃう？」

いやあの人の話聞いてください。