疾走！（前編） by長そで 小劇場 Comment(0)

ランド「いい調子だなお嬢。だいぶ慣れてきたって感じだ」

アリサ「ああ、ようやくアリサも少し掴めてきた気がするぞ」










アリサ「MB-1200AS、ちちが折角アリサのために用意してくれたんだ、
　　　　絶対に使いこなして見せるぞ」










「邪魔だ邪魔だッ、どけぇ！」

縒玖良「んにゅ？」










ブリムストーン「チンタラ走るな、ノロマどもめ！」










ブリムストーン「どけッ！」

ランド「うぉ！」










ブリムストーン「フン、楽勝だな！」










アリサ「あいつ……」

ランド「なんだありゃ……暴走族かよタチ悪ぃな……」

フォス「危ないね……」

アリサ「あいつ……アリサのマシンをノロマだと言ったな……」










アリサ「許せない！」

ランド「あっ、おいお嬢！」

ブリムストーン「おっ？追ってきたか。少しは根性があるやつがいたみたいだな」










アリサ「どこの誰だか知らないが、今にさっきの言葉を撤回させてやるからな！」










アリサ「いけーっ！」

ブリムストーン「ハハッ、スピードはそこそこあるようだな！」










ブリムストーン「だが俺を追い抜こうなんて100万年早い！」

アリサ「くっ！危ないだろ！ぶつかったらどうするんだ！」

ブリムストーン「追い抜かせなければそれでいいということだ！」










アリサ「くっ……！」










アリサ「この……！」










ブリムストーン「ハン、全然だな、並びすらしない」










ブリムストーン「もういい、俺は飽きたぞ」










ブリムストーン「っということで」










ブリムストーン「しょうもない茶番に付き合わせてくれたな、遊びは終わりだ！」

アリサ「！」










アリサ「ッ！」










（ｷｷｯ

アリサ「いきなり何をする……！」

ブリムストーン「フッ」










ブリムストーン「時間とエネルゴンの無駄遣いの代償を払ってもらうだけさ。
　　　　　　　　　　丸腰じゃどうにもならないぞ、観念しておけ」










アリサ「丸腰だと？誰が丸腰なんだ？」

ブリムストーン「なに？」










アリサ「見ていろ！着化！」




（続く