今どこかで、きみの声が聞こえた by長そで 神姫のいる生活 Trackback() Comment(2)

「うーん」










ラースタ（白黒）「やっぱり見えないね」

まぁ、金沢市の端っことはいえベッドタウン、そこら辺中灯りだらけだしなぁ。
ばあちゃんちとかなら田舎だからかなり見えるんだけど。

ラースタ「まぁしょうがないよね。そこはいつか、センセーがセンセーのおばあちゃんちに
　　　　　　連れて行ってくれることを期待しましょう♪」

そうだなぁ。実際いいところだからいつか連れて行きたいな、ってのは考えてるんだぞ。

ラースタ「えへへ、楽しみにしてるからねー♪」











ラースタ「でも今日は、織姫と彦星は会えたのかなぁ？」

まぁ降ってないしセーフなんじゃないかしら。
こるとさんなんかはむしろ、織姫と彦星は雲に隠れてなんたらかんたらとか言ってたし、
ちょっとぐらい雲があるのはむしろあっちにしたら好都合なんじゃね？

ラースタ「なるほど、一年もお預け喰らってたら、それはそれは人には見せられない
　　　　　　すんごいのになっちゃうかもしれないもんね♪」

うむ、まったくだ。










ラースタ「でもセンセー。センセーはもし、織姫と彦星みたいに、ボクと一年に一回しか
　　　　　　会えないようになっちゃったらどうする？」

ストレス死するな。

ラースタ「あはは、センセー即答♪」

疑う余地がないからな。ラースタ分が補給できないなんて…ッ！

ラースタ「ふふ、ボクもセンセー分が補給できないとどうなっちゃうかな～♪」

でも、昔は金沢と神戸に分かれて、それこそ一年とまではいかないけど、半年に一回ぐらいしか
会えなかったんだよなー。あの頃はほんとに……あぁ

ラースタ「ん？」

いや……やっぱ死ぬに死ねないかもなーってふと思った。
一年にたった一度でも、ほんの少しの時間だけでもラースタに会えるなら、
ストレス死してそのまま終了ってのも勿体ないな、って……

ラースタ「センセー……」

実際、遠くにいてもラースタのことを考えて、それを励みになんでも耐えてたな、って
今振り返ると思うよ。
じゃあ前言撤回、たとえあのお星様二人みたいに一年に一回しか会えなくなっても、
その一年に一回のために俺は生きる。










ラースタ「……もう、センセーったら……」










「……じゃあもしそうなったら、ボクもそうする」