絶滅種 by長そで 縒玖良と愉快な？爆丸たち Comment(0)

樹里「そういえば、パイサントゥスさんは普通の爆丸みたいに、いつも起きてるんですね」

パイサントゥス「ｺﾞｺﾞ!」

レンオアム「ああ。というか、召喚爆丸でも普通はみな同じはずなんだが」










樹里「でもうちのクロノスさんは普段はほとんど眠ってるんですよ」

Mハーデス「クロノスは休眠していた期間が長かったそうですものね」

レンオアム「この時代は野生の召喚爆丸は絶滅して久しいのだったな……
　　　　　　　眠りについている間に、色々様変わりしたものだ」

パイサントゥス「ｺﾞｺﾞｩ……」










パイサントゥス「…………」










パイサントゥス「ｺﾞｩ」（がぶっ










（べちん

パイサントゥス「ｺﾞ」

樹里「あ」










クロノス「……！」（ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ

樹里「あらら……」

パイサントゥス「ｺﾞｯ､ｺﾞｺﾞ……」










クロノス「…………（ふんふんふん」

パイサントゥス「…………」










クロノス「…………」

パイサントゥス「…………？」










（ｶｼｮｯ

レンオアム「戻ってしまったな……」

Mハーデス「最初は怒ってたように見えたけど、どうしたのかしら？」

樹里「絶滅したはずの仲間に会えて、嬉しかったのかな……？」

ウホッ！謎の男たち その3 by長そで 縒玖良と愉快な？爆丸たち Comment(0)

・前回のお話はこちら

ウホッ！謎の男たち その2 by長そで 縒玖良と愉快な？爆丸たち Comment(0)

・前回のお話はこちら

ウホッ！謎の男たち その1 by長そで 縒玖良と愉快な？爆丸たち Comment(0)

　＼　ﾄﾞ　ｺﾞ　ｯ　／

















縒玖良「ぶっ」

フォス「おわっ」










（ｺﾞﾛ…

縒玖良「いたたた……」

フォス「だ、だいじょうぶ縒玖良？」

ヘリオス「なんだ？爆丸みたいだが？」










縒玖良「もう、なんねんて……一体どこの」




　　　　　＼　ﾄﾞ　ｶﾞ　ｯ　／







縒玖良「ばぐが」

蒼き魔神あふたー by長そで 縒玖良と愉快な？爆丸たち Comment(0)

イズミ「……それで、縒玖良ちゃんの身体はどうだったんですか？」

レスキュー「ええ、大丈夫です。私としてもかなり念入りに検査しましたが、
　　　　　　　どこにも不具合は見つかりません、健康そのものでした」

イズミ「ほっ……よかったですね」

レスキュー「ええ」










レスキュー「しかし、本来医者である私がこんなことを言ってはいけないのかもしれませんが、
　　　　　　　アリサたちのいう"奇跡"が起こってくれて本当に幸いでした。
　　　　　　　アリサの証言どおりの状態だったとすれば、確かに手の施しようがなかったでしょう」

イズミ「神姫は現代文明の被造物……ゆえにその治療に関する技術はほぼ完璧……
　　　　でもそれゆえに、その限界も完全に私達の知るところにある……」

レスキュー「希望と絶望は表裏一体です。完璧に完成された医療技術、
　　　　　　　完成されているがゆえに覆せないことが分かりきった現実。
　　　　　　　せいぜい神姫の治療に関して我々に残された問題は、あとは倫理の問題ぐらいでしょう」










イズミ「メモリーという唯一の復元不可能な領域が私達の限界……
　　　　バックアップから神姫を復元する是非、ですか……」

アリサ「ちち、はは……」

イズミ「！！」










レスキュー「アリサ……」

アリサ「縒玖良の身体、大丈夫だったのか？」

イズミ「ええ、異常はなかったって。よかったね、アリサ」

アリサ「……ねぇ、縒玖良のあのときの状態は、やっぱりちちやははでも、
　　　　どうにもならかったのだよね」

レスキュー「はい……アリサの診断どおりです。我々があの場にいても、どうにもならなかったでしょう」

アリサ「じゃあ、アリサはあの時……縒玖良になにをしてやればよかったのかな……」










イズミ「アリサ……」

レスキュー「私は、アリサがその時にした行動は、正しかったと思います。
　　　　　　　今回、アリサの見解と私の見解は一致していたでしょう。
　　　　　　　アリサは正しく患者を診て、正確な診断をできていたということです。
　　　　　　　その状況で、これ以上はないでしょう」

アリサ「でも……」

レスキュー「大丈夫、アリサは精一杯できることをしたはずです」

イズミ「そうですよアリサ、あなたは私達の自慢の娘です」

アリサ「ちち……はは……」