背景はイメージです by 長そで 小劇場 Comment(0)

オキノ「くっ……このままではまずいです……！」




オキノ「（これまで娯楽とは無縁だったわたくしに、
　　　　　奥様や旦那様が初めて教えてくださった遊び……
　　　　　だからこそ例え奥様が相手であろうと、死力を尽くして勝利を目指さなければ！）」

オキノ「なら……紅き神馬エグゼシード・レッドを――」

「甘い！」

オキノ「！？」




オキノ「スレィトさん！？」

スレィト「おきのん、そんな気迫じゃ姉ちゃんには勝てないよ！」

オキノ「気迫……ですか……！？」

スレィト「ふふふん、 まぁまぁ見てなさい☆」




スレィト「まず『六分儀剣のルリ・オーサ』を転召！」

オキノ「えっ！？ あの、それは私の……」




スレィト「さぁ見ててね！」

オキノ「えっ、あの、私のライディングアーマー……」




スレィト「転召の渦より来たれ、煌めく雪風よ☆」




スレィト「『氷雪の勇者皇ウル』！！ Lv1で召喚！！」



スレィト「ふんす！決まった！」

オキノ「あの、そのカードはどこから……」




ラースタ「ククク……なるほど、ウルちゃんが出てきちゃったか……」

オキノ「あっ、このままゲーム続けるんですか奥様……」




ラースタ「ならこっちも我が友を呼ぼう！」




ラースタ「蒼白なる月よ照らせっ♪ 究極なる獅子座の誇りを！」




ラースタ「『アルティメット・ストライクヴルム・レオ』を、Lv4で召喚！！！」




オキノ「カードゲームって、パフォーマンス能力が問われるゲームなんですね……」

アリサ「いや、そういうわけではないと思うぞ……」