転生 by 長そで 小劇場 Comment(0)

磋姫「さて、」




磋姫「例の事件の主要メンバーはだいたい集まりましたわね」

縒名「どうしたの磋姫ちゃん？ 例のって？」

磋姫「去年の夏にLBXが我が家を襲撃してきた件、覚えていますわよね？」

縒良「あー、事件ってあれのことか」

璃縒「忘れようもない事件ですね……」

磋姫「ですわよね。で、あの事件の折に回収した聖騎士型LBXたちのうち一体の
　　　AIのバグ改善とメガミ素体へのコンバートが完了しました」




アリサ「彼女だ。自己紹介を。」

「ああ。私があの時のLBXたちの一人だ。このボディと、羽鵲(うじゃく)という名前を頂いた」

雪名「羽鵲ちゃんですか～」

璃縒「あの時のどのLBXが羽鵲さんだったんですか？」




羽鵲「私は……確かゼノンというタイプに搭載されていたはずだ」

磋姫「縒名ちゃん縒良ちゃんが最初に交戦したはずでしたわね」




羽鵲「そうだ、あの時の二人は……」




縒名「ボクたちだけど……」

縒良「まさかあの時のLBXが美女になって帰ってくるとは……」

羽鵲「そうか、君たちが……」


羽鵲「その節は本当にすまなかった……この通りだ……！」

縒名「えぇ、そんな、もういいよ別に……」

縒良「うん……」




縒名「そっちにも事情があったのはわかってるし、もう過ぎたことだから……ね？」

縒良「そうだよねぇ……仲良くしようね」

羽鵲「……ありがとう」




縒玖良「ねえねえ、そういえば質問いい？」

羽鵲「ん、なんだ？」

縒玖良「バトルするわけでもないんに、なんで羽鵲は武装しとるん？」

羽鵲「えっ、それは……」




羽鵲「無防備だと、その、不安になるじゃないか……」

璃縒「えっ、でもうちの中ですし……」

羽鵲「それはそうだが……」




羽鵲「仮に家の中でも、襲撃してくる賊がいるかもしれないだろう……！」

「「「「「（このヒトが言うとなんだか説得力ある……）」」」」」