つっぱしる女その3 by長そで 小劇場 Trackback() Comment(0)

リジェネにしろリボンズにしろ、どっちも小物だからどっちがラスボスでも大差ないよね、というだぶろー。
どっちかっていうと、赤毛軍団が何の目的でリボンズの後に大集結したかの方が気になります（ぉ
あとスサノオはあれで出番終わりで、いいの？

ともあれ、今日も前回、前々回からのつづきー。











希亜良（犬）「……さて、どういうことか説明してもらおうか？」

 

 

 

 

オーバーキャスト「ん？ なんのことであるか？」

希亜良「とぼけるな。あのアークのことだ」

パーセプター「あぁ、彼女のことか」
 

パーセプター「彼女、エニフ君は、確かに我々の起動した神姫だ」

オーバーキャスト「今月の研究テーマ『第二者のマスターを持たない神姫』の完成形である」

希亜良「今月のって……お前らは小学生の月別標語みたいな感覚で研究してるのか……」

縒名（軽白）「でも、っていうことはあの人はマスターがいないってこと……？」

パーセプター「厳密に言えば、彼女は彼女自身をマスターとして認識している」

オーバーキャスト「言ってしまえば、アイアムジャスティス！ なのである」













パーセプター「いや、しかし安心したまえ。我々の完璧な理論と的確な改造によって、彼女のＣＳＣは何一つ異常なく稼働しているぞ」
オーバーキャスト「ミュラ君と違って、彼女はＣＳＣ以外には手を加えていないし、他の部位も問題ない。彼女は完璧なのである」
パーセプター「ま、ミュラ君も起動してこの方、まったく異常は起きてないけどね」
オーバーキャスト「しかもサウンドエナジーすら生み出しつつあるとは、偶然の産物とはいえ、自分達の才能が恐ろしいのである」
パーセプター「我々のＭＭＳ研究もいい感じに成果を出し始めたな、オーバーキャスト君」
オーバーキャスト「うむ、まったくなのである！ 我ながら惚れ惚れする研究成果なのである！」

「「………………」」














パーセプター「あとはエニフ君のこれからの起動記録から、改変部分のデータの収集、解析すれば、この分野はほぼ手中に収めたといっても間違いないね」
オーバーキャスト「地球人の技術も、中々興味深かったであるな」
パーセプター「いやぁ、これでレプリカ・オートマトンやドローンの技術も格段に進化するね」
オーバーキャスト「ふむ、やはり我々は天才であるな」
パーセプター「あぁ、恐縮だが、これは認めなければいかんかもしれないね、ハハハハハ！」
オーバーキャスト「ハハハハハハハ」

「「…………」」














カチャ☆

パーセプター「おぉっ！？」

オーバーキャスト「な、何！？ 何であるか！？」

希亜良「はぁ……少し自分の胸に手を当てて考えてみろ……」

オーバーキャスト「胸っ！？ 隊長まで我輩の胸のジャイロを無念風車呼ばわりしたいであるか！？」

縒名「……ねぇ、きありゃん。この人本当に天才なの？」

希亜良「紙一重なんだよ」





次回、つっぱしる女完結編