真昼の月 下 by長そで 小劇場 Trackback() Comment(4)

・これまでのあらすじはひとつまえのきじ！










璃縒「ドライブ！」

（ﾊﾞｼｭｩｩ
































































璃縒「……よし！これが私のエンジェルハート……！」

磋姫「セットアップ成功のようですわね」

璃縒「はい、ちゃんと正常に機能してます！」










「ｸﾞｸﾞｸﾞ」










(ｸﾞﾊﾟｯ

「ﾗｰﾄﾗｰﾀ､変身ｯ!」










「ﾌﾝｯ」










璃縒「いきます！」

磋姫「無理はなさらないでください！」










璃縒「たああッ！」

「ｸﾞｩｯ!」










「ｼﾞｬｧｯ!」










璃縒「そんな蹴り……」










璃縒「ききません！」










「ｸﾞｯ……」










璃縒「もっと凄い蹴りを、私は知ってますから……」










璃縒「私の先生の蹴りを！」










璃縒「はあああああっ！」










「ｸﾞｵｵｵｵｵｵｧｧｧｧｧ!」




















璃縒「くっ！」

「ｸﾞﾝ!」










「ﾀﾞｧ！」

璃縒「あうっ！」




















璃縒「まだ……っ！」










（ｽｩ

璃縒「終わらない！」










（ﾄﾞｯ

「ｶﾞｧｯ!?」










「ｶﾞﾌｧ!」




















璃縒「はああああああああッ！」

































「ｷﾞｸﾞｧ…………」

璃縒「やった……」










璃縒「た、倒せた……」

磋姫「璃縒さん！」










磋姫「お見事ですわ璃縒さん、調子は上々のようですわね」

陽菊「すごかったよ璃縒、実戦で使うの初めてなんだよね？」

璃縒「ええ、でもこれだけ戦えたのは、やっぱりこるとさんのお陰かな、って」










璃縒「こるとさんが魂を込めて作ってくれた、モモさんの武装と同じ名前の武装で、
　　　絶対負けるわけにはいかないって思ったから、そうしたらなんていうか、
　　　意地でも勝たなきゃって力が湧いてきて……」









璃縒「それ……で……」










陽菊「り、璃縒……？」

磋姫「璃縒さん……やはり初陣であのクラスの相手は消耗が激しかったようですね」

陽菊「確かに、強かったもんね……」










磋姫「オリジナル・エンジェルハートは、あのモモさんですら大人モード時という
　　　限定的な状況下で使うことを前提とした強力な武装です。
　　　多少マイルドになっているとはいえ、同系列であるMk2も並みの武装とは
　　　比較にならないほど強力なスペックを持っています。
　　　まだ成長途上で、しかも初装着の璃縒さんが、強引にパワーを引き出したんです
　　　消耗するのも無理はありませんわ」

陽菊「そっか……」










磋姫「しばらく休ませてあげましょう。人を呼んで来ませんとね」

陽菊「うん」












磋姫「ところで、結局今回の騒ぎはなんだったんです？」

陽菊「んー、まぁ私にもまだ推測の域は出ないけど、
　　　こんなことになったあとだし、あとでまたちゃんと話すよ」

磋姫「もったいぶりますわね……」