黄金の舞台-スタンド編- by長そで 縒玖良と愉快な？爆丸たち Comment(0)

縒玖良「…………」




















縒玖良「…………」



















フォス「……縒玖良、もしかしてまたこの前のこと思い出してる？」

縒玖良「……うん。うちがちゃんと勝っとれば、レンオアムは……」

フォス「らしくないよ縒玖良。僕らも縒玖良も全力で戦ったんだから、
　　　　しょうがないよ……くやしいけどさ」











ふー、いやー、お風呂が気持ちいい季節になりましたねぇ～。

縒玖良「ん、おとん」

おう縒玖良。どうしたん浮かない顔して。
あー……そういやまためんどくさそうなことに首突っ込んでるんだっけ？

縒玖良「う……」

縒玖良「それは……」

まぁいいよ。あんまり危ないことはしてほしくないのは本音だけどさ、
縒玖良にしろ樹里にしろ、どうしても引けない理由があるから首突っ込んでるだろ？

縒玖良「うん……」

ならとことん納得行くまでやりな。
ただし、くれぐれも最後まで無事でいること。
フォっちゃんもだぞ。










縒玖良「おとん……！」

フォス「縒玖良のお父さん……！」

さてと。それよりも、ですよ。
さっきの表情を見るに、もしや戦況はあんまりよろしくありませんね縒玖良や？

縒玖良「うﾞ……」

そうかそうか。やっぱりね。
ではそんな縒玖良たちに、ちょっと見せたいものがあります。

縒玖良「見せたいもの？」










これです。

縒玖良「カード……？スタンプ押してある……？」

フォス「これ、確か爆スロンっていうやつのカードじゃ……」










縒玖良「爆スロンって、爆丸のシュートでいろいろクリアしてくやつやよね？
　　　　　でもうちそんなんやったことないんに、これうちらの名前書いてある……」

ふふん、実はこれはそーたにゃんが認定会を縒玖良たちの名義でクリアして、
送って来てくれたものなのだー。縒玖良が爆スロンをクリアできた暁には、
これを渡してくれと言われてる。
つまり、そーたにゃんからの挑戦状ってわけだ。

縒玖良「そーたにゃ……お菓子屋さんの人やっけ」

そうそう。











縒玖良「挑戦状……おとん、その爆スロンっていうの、シュートの腕前を試すんやよね」

いえーす。

縒玖良「これができたら……ミラージェに勝てるかもしれん……
　　　　　わかったおとん！うち、その挑戦受けて立つよ！」

おお、言ったな！さっすが我が娘！





縒玖良「……で、実際爆スロンってなんなん？」











Aパーシバル「爆スロンというのは、B.A.Cの実施している、
　　　　　　　　　爆丸バトラーの育成プログラムだ」

縒玖良「あ、アっちゃん。なんその、BACって？」










Aパーシバル「B.A.C、爆丸公認競技会の略称だ。地球における主な爆丸バトルの
　　　　　　　　　大会を主催しているほか、爆丸バトラーの育成や指導、
　　　　　　　　　バトルを求めて地球にきた爆丸とバトラー志望者の仲介もしている」

フォス「で、そのバトラーの育成や指導に当たるのが爆スロンなんだね」

Aパーシバル「そういうことだ」










Aパーシバル「この爆スロンゴールドステージは、爆スロンの初級コースである
　　　　　　　　　レッドステージよりもさらに難しいぞ。いきなりゴールドからになるが
　　　　　　　　　覚悟はいいな縒玖良？」

縒玖良「これができたら、ミラージェに勝てるかな？」

Aパーシバル「絶対は有りえない、だが確実に勝てる可能性は上がるだろう」










縒玖良「よし……ならうちやっぱりやる！絶対クリアしてみせる！」

よしよし。じゃあ今日は遅いから、実施は明日にしようか。
エーオスに監督を頼んでおくから、指示に従ってくれい。

フォス「はい、わかりました！」



・

・

・











エーオス「スタンドコースLv.1クリア！」











エーオス「スタンドコースLv.2クリア！」










エーオス「さすがだな縒玖良。ここまでは完璧だ」

縒玖良「んひひ…♪」










エーオス「だが、次はこう簡単にはいかないぞ。お前たち、頼む」










Cイングラム「了解でござる！」

フォックスバット「ｷｰｷｰ」

ロッカノイド「ﾓｯﾓｯ」










エーオス「スタンドコースLv.3はこれだ。一番奥、ロッカノイドがいるゲートカードに、
　　　　　　誰か一人をスタンドさせるんだ」

縒玖良「よーし」










縒玖良「じゃあとりあえずアっちゃん、いってみよう！」

Aパーシバル「よし！」










縒玖良「爆丸シュート！……あれ」










縒玖良「んにゅ……曲がらんね。もっかい」










縒玖良「爆丸シュート！……やっぱり曲がらん」










縒玖良「アっちゃんじゃカーブは難しいんかな」

エーオス「自分の爆丸の向き不向きを見極めるのも、爆スロン攻略には重要なことだ。
　　　　　　そして、バトラーとしての資質もそこで問われる」

縒玖良「なるほど」










縒玖良「じゃあ選手交代！次はフォっちゃんでいってみよう！」

フォス「よーし、頼んだよ縒玖良！」

縒玖良「うん！」









縒玖良「爆丸シュート！」










フォス「っとっとと……！」









フォス「てい！」

縒玖良「やった！ポップアウト、ルミナ・フォス！」


エーオス「よし、まずはスタンドコースクリアだ！」





（つづく