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プロフィール
HN:
長そで with BB@鉄板 and イリアス
性別:
男性
趣味:
見たまんま&それぞれに他多数
自己紹介:
・長そで
石川県在住の神姫マスターにして、玩ヲタの卵。高校二年で神姫に目覚めた、色々致命的な人。決して高くないバイトの給料を玩具に注ぎ込む駄目人間。兄貴分どころかもはやお義父さんであるBB@鉄板を尊敬と畏怖を込めて"店長"と呼んだり呼ばなかったりする。
長そで宅の神姫達
縒玖良と愉快な?爆丸たちシリーズまとめ

・BB@鉄板
兵庫県在住の大学生神姫マスターにして、ひよっ子モデラー。現在、諸事情により更新を無期休止中。
BB@鉄板宅の神姫達

・イリアス(いりあす)
神奈川県在住のT大生神姫マスターにして、そこいらに転がっている自称作家予備軍。バトロン終了に伴い、今後の身の上について目下悩み中。上の二人を呼んだり呼ばれたりする際は唯一呼称を変えたり変えられたりする。
ただいま就活中で更新頻度激落ち。

(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。
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2013/03/20  00:00:01
・前回のお話はこちら


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ネーグ「いくぜエイヴィア!爆丸シュート!」



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ガーゴノイド「すごい……なんてカーブだ!」

パイサントゥス「ゴゴゴォ!」



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ガーゴノイド「このままじゃハーデスさんのいるゲートにスタンドされて――」



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ガーゴノイド「……? 外れた? でも今のはスタンドするコースだったはず……?」



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Mハーデス「……まさか」



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ネーグ「……どういうことだ」



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ネーグ「どういうことだよエイヴィア!?」

エイヴィア「…………」

ネーグ「エイヴィア!」



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ガーゴノイド「樹里さん!」

樹里「うん……よくわからないけど、やるしかない!」



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樹里「爆丸シュート!ポップアウト、サブテラ・ガーゴノイドさん!」

ガーゴノイド「よし!ダブルスタンドですね!これで三枚です!」



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ネーグ「なっ……負けちまったのか……そんな……」

Tウィルダ「ネーグ……」



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Mハーデス「エイヴィア……最後のシュートの時、あなたわざと……」

エイヴィア「…………」

Mハーデス「どうしてなの、エイヴィア」

エイヴィア「……もう……見ていられなかった」

Mハーデス「見ていられなかった?」



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エイヴィア「俺は……確かにこれまでネーグと同じ気持ちで戦ってきたつもりだった。
       身内の凶行は、ミラージェの野望はなんとしても俺たちだけで止める。
       俺たちのこの命に代えても。その想いはあいつと同じだった。
       いや、今でもそう思っている」



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モナルス「エイヴィア……」

エイヴィア「……だがこの二、三年ほど、度々ミラージェと小競り合いを続けてきて、
       俺は少しずつ気がつき始めた。ミラージェのやろうとしていることは、
       俺も絶対に許すことが出来ない。何より信頼していた家族が
       悪行に手を染める様を見続けているのはつらい。
       だが俺がもっと悲しかったのはそこじゃないのだと……」



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エイヴィア「俺は、幼い頃から一緒に育ってきた、あの誰よりも仲の良かった兄弟が、
       今では互いを憎みあい、いつ終わるかもわからない争いを続けている、
       それを真横で見続けなければならないことが、何より悲しかったのだ……」



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エイヴィア「あいつは…ネーグはいつも、俺たちの約束を拠り所にしていた。
       必ず俺たちでミラージェを止めると……だが自分の本当の感情に気づいた
       俺の中で、何かが揺らいでいた。そして少し冷静になったことで、
       ようやくあいつの本当の姿が見えたんだ」



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エイヴィア「ネーグは、俺やモナルスたちと一緒に戦うとは言うものの、本当は
       できるなら俺のことすらこの争いから遠ざけたいと思っているようだった。
       あいつはずっと自分自身を攻めていた……実の弟でありながら、兄を
       止めることが出来なかった自分自身を。自責の念から何もかも
       背負おうとするあいつの背中は、見るに忍びなかった……」



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エイヴィア「!」



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エイヴィア「樹里……」

樹里「エイヴィアさん……」

エイヴィア「すまない、礼を言う」

樹里「お礼を言われるようなことなんて私――」

エイヴィア「こうでもしなければ、あのバカの殻は破れやしない……。
       多少やり方は強引でも……もうあいつだけを戦わせないで済むのなら、
       あいつの重荷を少しでも軽くしてやれるのなら、俺は恥を忍んで
       お前たちに協力を頼みたい」

樹里「……でもそれじゃあ、ネーグの気持ちは変えられないよ」



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樹里「ネーグ」



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樹里「私、ああは言ったけど……無理に仲間になってなんて言わないよ。
   バトルの結果で勝ち取った協力なんかじゃ、多分、本当の仲間には
   なれないと思うから…」



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ネーグ「…………」



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ネーグ「……エイヴィア」



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エイヴィア「ネーグ……本当にこの戦いを終わらせるつもりはあるか?」

ネーグ「……たりめぇだ」

エイヴィア「ならお前だって気がついているはずだ。少しでも早くこの戦いを終わらせる、
       そのために本当に選ぶべき道が何かを」

ネーグ「…………」

エイヴィア「それは卑怯でも、臆病でも、身勝手でもない。なぜなら
       今でも、お前は一人なんかではないからだ。勇気を持ってくれ……」



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(スッ

樹里「……!」



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ネーグ「俺から頼む……!クソ兄貴のバカげた計画にこれ以上誰かを巻き込むのは
     死ぬほど嫌だけど……俺たちだけじゃもうどうにもならねえから……!
     お前たちの力が必要だ……!」



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ネーグ「こんなダサくて……情けねえ俺だけど……こんなバカ野郎なんかでよければ、
     お前たちの力を貸してくれ!俺達と一緒に、ヤツを止めてくれ!」



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(スッ





樹里「ネーグは……ダサくなんかない」


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樹里「だって今、大切な人の言葉に耳を傾けることが出来た、勇気を
   出すことが出来たんだもん、ダサくなんかないよ……」



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ネーグ「……!」



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樹里「これからよろしくね、ネーグ、みんな」

ネーグ「ああ、よろしく頼む……!」





 
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