姫とブーメラン by長そで 小劇場 Trackback() Comment(2)

ダークスカイファイヤーの代金をコンビニ決済で入金。
木曜正午の受付以降はクレジットカード決済限定になっちゃうみたいなんで、あぶねぇところだった……。
しかしあのカラー、実写版ジェットファイヤーカラーではないかと言われてますが、
僕にはホントにアストロトレインカラーにしか見えません（ぉ




















希亜良（犬）「そこまで！」










瑳音（黒）「はい雪名さん。お疲れ様です」

雪名（白魔）「はい、ありがとうございました」

希亜良「ふむ、雪名も大分上達したな」

瑳音「最初の頃の、武器に振り回されてる感じは大分なくなりましたね」

縒名（軽白）「でも、同じ近距離武器でも全然タイプが違うのに、よく教えられるねさーりゃん」

瑳音「うーん……上手く説明できませんが、やりあってるとだいたい分かるんですよ」

希亜良「やれやれ……お前は変なところで適当だな」










希亜良「しかし、THE B2か……」

ラースタ（白黒）「ん、どしたのきありゃん？」

希亜良「いや。雪名が来る前に何度かテストで使ったが、久しぶりに触ったな、と思ってな」










希亜良「そうだ瑳音、今から私と一本、どうだ？」

瑳音「お、いいですね。お受けしますよ」

ラースタ「おおっ、ここでまさかの展開？」

・

・

・









瑳音「はっ！」

希亜良「つっ！」










希亜良「ふんっ！」

瑳音「っと……！」










瑳音「なるほど、力の乗せ方が分かってるとやはり硬い……！」











希亜良「まだまだ……」










希亜良「いけっ！」










縒良（軽黒）「おおっ、あれは！」

ラースタ「振りぬいた形からそのまま投げた！」

雪名「わぁ、すごいです」










瑳音「流石です……！」










瑳音「ですが！」


縒名「THE B2の軌道の下に潜り込んだ！」










タッ
































希亜良「なっ！？」










ザッ

瑳音「これでチェック――！」










瑳音「おっと」










瑳音「そういえばブーメランは、戻ってくるんでしたね♪（チャキ」










雪名「希亜良お姉ちゃん、私よりTHE B2を使いこなしてましたね……」

ラースタ「まぁ、きありゃん器用だしなぁ……」



・

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縒良「やー、凄かったね！流石さーりゃんときありゃんは迫力が違うよ！」

縒名「ボクらだったら、どっちを相手にしてもすぐ終わっちゃうよね、あんなの」










瑳音「はは、そんなに持ち上げられても困りますが」

希亜良「そうだな……いくら夏以降始めて触ったとはいえ、我ながら不甲斐ない戦いだった」

縒良「えー？ あれで？」

希亜良「瑳音はいつもどおりだったが、私はちょっとな。情けない話だが、
　　　　　瑳音に格闘で挑むとなると、やはり扱いなれていない武器では辛い」

縒良「でも、せっちゃんが来る前は何回も試しに使ってたのに」

希亜良「あのなぁ……お前達には私がなんでもすぐ使えるようになるように
　　　　　見えてるのかもしれないが、武器の扱いは修練してナンボなんだぞ？」










雪名「うーん……私も、まだ練習が足りないのですねー……」

縒名「でも、せっちゃんは頑張ってると思うよ」

雪名「ですが、私は夏からずっと使っているのに、久しぶりに使った希亜良お姉ちゃんには敵いません」

希亜良「何を言っているんだ。私はテストで使った経験以上に、戦いの経験自体がお前より多いんだ
　　　　　そんなことを比べたって仕方がないぞ」

ラースタ「そうそう。それにきありゃんの場合、他の武器で使った感覚とか応用するのも得意だしね。
　　　　　　でもせっちゃん、せっちゃんがそんなネガティブなこと言うのって、珍しいね？」

雪名「いえ……」










雪名「せっかくマスターから貰った、私専用のものですから、
　　　　やはり上手に使いこなしたいのです……」

ラースタ「なるほどね……でも実際、せっちゃんは上手くやってると思うよ？」

雪名「そうなのですか？」

瑳音「えぇ。太刀筋は大分よくなりましたし、基本的な部分はもうかなり揃ってきてますよ」










ラースタ「ほらね。まぁ、まだ延びる余地はあるんだろうけど、焦らなくても大丈夫だよ」

雪名「延びる余地……ですかー」

希亜良「そうだな。武器なんてものは、使う者によってどうとでも使える。使いこなす方法は一つじゃない。
　　　　　私の使い方は結局、THE B2の可能性の一つでしかない」

瑳音「雪名さんは雪名さんのやりかたで、THE B2の使い方を作り出していけばいいんですよ」










雪名「マスターは、私にそんな可能性を秘めたものを贈ってくださったのですね……」

ラースタ「そうだね。それに、それ以上にセンセーは、きっとせっちゃん自身の可能性にも期待してるよ」

雪名「可能性に……私も希亜良お姉ちゃんに使ってもらったら、一つの可能性が見出せるのでしょうか……」

縒名「（戻った……）」

縒良「（いつもの天然せっちゃんに戻った……）」




天然さんだって、難しいことを考えてしまうことはあるのだった。