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プロフィール
HN:
長そで with BB@鉄板 and イリアス
性別:
男性
趣味:
見たまんま&それぞれに他多数
自己紹介:
・長そで
石川県在住の神姫マスターにして、玩ヲタの卵。高校二年で神姫に目覚めた、色々致命的な人。決して高くないバイトの給料を玩具に注ぎ込む駄目人間。兄貴分どころかもはやお義父さんであるBB@鉄板を尊敬と畏怖を込めて"店長"と呼んだり呼ばなかったりする。
長そで宅の神姫達
縒玖良と愉快な?爆丸たちシリーズまとめ

・BB@鉄板
兵庫県在住の大学生神姫マスターにして、ひよっ子モデラー。現在、諸事情により更新を無期休止中。
BB@鉄板宅の神姫達

・イリアス(いりあす)
神奈川県在住のT大生神姫マスターにして、そこいらに転がっている自称作家予備軍。バトロン終了に伴い、今後の身の上について目下悩み中。上の二人を呼んだり呼ばれたりする際は唯一呼称を変えたり変えられたりする。
ただいま就活中で更新頻度激落ち。

(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
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2013/01/29  00:00:00
・前回のお話はこちら


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ネーグ「――ミラージェ……いや、本名ノスミク・コートは、さっき言ったとおり、
     俺の実の双子の兄貴だ。俺たちはとある次元世界で普通の兄弟として育った。
     エイヴィアも一緒にだ。俺たち兄弟とエイヴィアはガキの頃からいつも一緒で、
     俺たちは自然と爆丸のことを大切に想えるように育っていった」



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ネーグ「俺たち兄弟は極端でな、俺は勉強はからきしだけど運動だけは得意だった。
     一方で兄貴は完全な運動音痴だったが頭の方は飛び級で大学に入るぐらいの天才だった。
     そしてやがて兄貴は、大学で爆丸の研究を始めた。
     爆丸と共存する未来をもっと明るくするために、それがあの頃の兄貴の口癖だった」

縒玖良「ミラージェが……?」

エイヴィア「ああ。あの頃のノスミクはそんなやつだった。爆丸の持つ秘密を解き明かすことで、
       我々と人間の生活をより豊かにすることを励みにしていたのさ」

ネーグ「俺も兄貴の信念には大賛成だったよ。俺は勉強じゃ到底兄貴にはついていけなかったが、
     理論の実証実験だかなんだかのために、エイヴィアと一緒にたびたびバトルフィールドに立って、
     兄貴の研究の手伝いをしたりした。……あの日もそうだった」



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ネーグ「ある日、爆丸の秘める次元干渉能力の検証実験の最中、偶然次元のゲートが開いたんだ」



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ネーグ「俺たち二人は慎重にそのゲートをくぐり、次元の狭間へ進んだ」



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ネーグ「そして見つけたんだ、ずっとそこに眠っていたらしい五体の古代爆丸を。
     俺たちは五体を連れ帰り研究、解析を進めた。結果、そいつらにはとんでもない
     高純度の属性エナジーが備わっていることが分かった。
     それだけでもすごいことだったが、兄貴はそれをさらに応用することで、
     より強大な力を生み出すことが出来る可能性を見出した。
     高純度エナジーの複数融合、それを一体の爆丸を器として集約する、
     そうすることで史上かつてない力を持った究極爆丸を生み出せる、ってな」



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エイヴィア「だがそれは同時に、属性エナジーを保持する爆丸たちの生命力を大幅に削るということだ」

ネーグ「兄貴のことだ、理論の組み立てはしても、流石にそんな
     馬鹿げたマネを実践することはないと思っていた。
     だが兄貴は日に日に自分の研究を確かめたいという欲求に取りつかれていった…
     そしてついに兄貴は俺やエイヴィアの反対を押し切り、実験を強行しようとしたんだ。
     俺は間一髪であいつらを目覚めさせて逃がすことに成功したが、その一件以来、
     俺と兄貴は完全に決別することになった」

エイヴィア「ノスミクは様々な次元世界に散らばったエンシェントの行方を追って失踪した。
       俺たちも、ノスミクの凶行を阻止するためにヤツを追って旅に出た。
       そして次に再会したとき、ノスミクは仮面をつけ、ミラージェ・アパリションを名乗っていたんだ」

ネーグ「――ここまでが、俺達とミラージェの全ての真相だ」


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樹里「そんなことがあったんだ……」

Mハーデス「なるほど、これで全てつながったわね」



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ネーグ「これで分かっただろ、これが俺達の問題だっていう意味がよ」

樹里「うん、意味はわかった……でも、やっぱりほっとけないよ」

ネーグ「はぁ……ま、そう言うだろうとは思ってたが……」



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フォス「ねぇネーグ、一つ質問があるんだけど」

ネーグ「お、なんだ?」

フォス「ミラージェの連れてるあのドラガ、一体何者なのか知らないかな?
    彼もエイヴィアみたいに研究に協力していた爆丸なの?」

ネーグ「あのドラガオンか……少なくとも一緒に研究をしていた頃にうちにいた爆丸ではないな。
     多分、出て行ったあとエンシェントを探して旅をしている間に、
     どっかでスカウトしたんじゃないかとは思うが、詳しいことはわからねぇ。
     あいつがどうかしたのか?」

フォス「あ、うん……ちょっとね。知り合いとなんとなく感じが似てるんだ……」



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フォス「うーん、ネーグでもわからないか…本当にどういうことなんだろう」

Aパーシバル「フォスはメタ・ドラゴノイドとの最終決戦のとき、一度ドラガオンと融合している。
         特別な何かを感じられるのもその影響だとすれば、ドラガオンとドラガも
         無関係とは考えづらいのだがな……」

縒玖良「やっぱり本人に聞いてみるしかないんかもしれんね……」



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ネーグ「……さて、話はこれで終わりだ。俺達は行くぜ」

樹里「あっ、待って!」



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ネーグ「なんだ?もうこれ以上話すようなことは残ってないぞ」

樹里「そうじゃなくて……その、ネーグ達の事情はわかったから、
   それなら私達、協力してミラージェを止めればいいんじゃないかな、って……」

ネーグ「協力か……俺は別に協力して欲しくて事情を話したんじゃねえ。
     諦めてもらうために話したんだ。わかってくれ」

樹里「だけど……!」



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縒玖良「うちも樹里姉に賛成やよネーグ。だって、今までうちらだけでも、
     ネーグたちだけでもミラージェを止められなかってんよ?
     もうみんなで力を合わせるしかないやろ」

ネーグ「お嬢ちゃん……理屈は分かるがよ、そうじゃないんだ。
     これは身内の問題、他所様には極力負担をかけたくないんだ」

縒玖良「それはわかれんけど……」



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ネーグ「わかるけど、か……どうだかな……」



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縒玖良「……わかるよ。だってうちだって、たくさんお姉ちゃんおるもん。
     もし姉ちゃんたちの誰かがミラージェみたいになったらって思ったら……
     戦いたくないけど、絶対にうちらが止めんなんて思う」

樹里「縒玖良ちゃん……」

縒玖良「ネーグも本当は、兄ちゃんのこと大好きやってんろ……?
     だから自分がなんとかせんなんって思うし、あんな風に怒ったりするんやろ?」



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ネーグ「……へっ、こんなちびっこにここまで言わせちまっちゃな……
     ダッセェな……俺……」

樹里「ネーグ……そんなこと……」

ネーグ「わかっちゃいるんだよ、安っぽい意地だってな……」



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ネーグ「でも例え安っぽい意地でも通さなきゃならねえ。俺も兄貴も、男だからな。
     すまねえ二人とも」



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ネーグ「だが少し楽になった……聞いてくれてありがとな……」

樹里「ネーグ……!」

縒玖良「行ってしまった……」

樹里「ほんとにもう……バカ……」



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(ポフッ

樹里「縒玖良ちゃん……?」

縒玖良「…………ネーグもほんとは、ミラージェと仲良くしたいんやよね……」

樹里「……うん、そうだと思う」



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縒玖良「ネーグ……かわいそうやね」

樹里「……そうだね」




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