琥珀の鍵 by長そで 小劇場 Trackback() Comment(3)

そいで磋姫さんや、例の物はどうなったね？








磋姫「ええ、それが結局よくわからずじまいで…」

ふーむ、そうか……










磋姫「パーセプターさんたちのスペースブリッジの試験中に偶然どこかの宇宙から
　　　落ちてきたこの鍵のような物体……これがどんな物質で構成されているのか、
　　　何を目的に誰が作ったものなのか、そしてどんな役割があるのか、
　　　私にはわかりませんでしたわ」

オーパーツやのう……しかしどうするか。これ以上解析して成果はでそうかい？

磋姫「正直、あまり期待はしない方がよろしいかと……」










「なら、もういいかな」










（ﾋｭﾝ

磋姫「あ、あら？鍵が勝手に……」










陽菊「よっ、と。やっと私のところに来たね」

陽菊？










磋姫「やっとって……どういうことなんですか？」

陽菊「これはね、私のところに来るためにやってきたの。ずっと待ってたんだけど、
　　　なるほど、こっちの家に先回りしてたんだね。」

磋姫「話が読めませんが……どういうことです？その鍵はなんなんですか？」










陽菊「この鍵はね……んー……」










陽菊「やっぱりやめた」

磋姫「えっ」

陽菊「私まだ、電波な子だって思われたくないしね♪」

磋姫「そんなに荒唐無稽な曰くのある品なんですかそれ……」

陽菊「今はまだ、そうとしか聞こえないだろうしね。きっとそのうち分かるよ」

磋姫「はぁ……」