お散歩ツインズ by長そで おでかけ Trackback() Comment(5)

ぶっちゃけボク暑いのが死ぬほど苦手でしてね、天気がよくても夏になると引き篭もり全開になっちゃうんで、
このまだマシな春頃じゃないと野外で遊ぶなんてとてもじゃないができないわけです。

てことで今回は、縒名と縒良を連れてお散歩神姫ingだ！
いやー、璃縒も縒玖良もお外に連れ出したりしたけど、この二人はまだだったからようやくですよ！








やってきたのは家からちょっと離れた田園地帯にある公園！
風クソ強くてただっ広い田園地帯をチャリで走るのしんどいです！

縒名（軽白）「はは、お疲れさまパパ。そこまでして連れてきてくれてありがとう」

縒良（軽黒）「んんー、確かに風強いねー。天気はいいけど」

うむー、この風以外は絶好のおでかけ日和じゃのー。
飛ばされないように気をつけるのよ。

「「はーい！」」

しっかし、さすが平日、誰もいないなー、駐車場にはぽつぽつ車があるのに。

縒良「そだねー、お陰であたしたちも堂々と歩けるけど♪」

縒名「こうやって外を歩くのはほとんど初めてだし、なんか楽しいね」

ほんとにごめんなー、もうちょい早く連れ出してあげたかったんじゃが…

縒名「いいよいいよ、ボクたちは外に出してもらえるだけ幸せ者だしねー」










縒良「ってあれ、何コレ…？」

縒名「ハサミ……？」

あー…これは多分、ザリガニあたりの残骸だなぁ。
この辺田園地帯だし、公園内も水辺の生き物が観察できるように作られてるから、
その辺にいたザリガニが野鳥にでも喰い散らかされたんだろう。

縒良「ほえー、大自然の驚異ー…」

縒名「生きてるザリガニはいないのかな？」

いるかもだけど、見れるかはわからないなぁ。

縒良「倒して剥ぎ取りで素材をGET！」

まさにアメザリの甲殻！ってコラ！










縒良「ねぇパパ！見て見て！」

おお？

縒名「こっちこっち！」










おお、これは藁…？干してあるのか。

縒名「それっぽいねー。でもこんなん、公園のドコに使うんだろう？」

んー、なんだろうなぁ。周辺の生き物はちゃんと保護管理してるみたいだから、
これも何かを保護したり育てたりするのに使うのかな？










縒良「この中調べたら、何かでてくるんじゃない？」（ガサガサ

縒名「ちょっ、縒良、それ出てきたら出てきたで嫌だしやめようよ！」










縒良「おっ、なんか草ばっかりかと思ったらお花もあるじゃなーいですか！」

縒名「綺麗に整備されてる、お花畑だね」

縒良「パパ、近くまで行って行って♪」

へいへい。










縒名「あは、綺麗だね♪」

縒良「ふふん、花と美少女、にやう？」

うむうむ、似合ってるぞ二人とも。僕の娘かわいい！

縒名「えへへ…♪」










縒良「ねぇパパ、あれはなに？」

縒名「ヘイケホタル…？」

あぁ、そういえばこの辺一帯はシーズンになるとホタルが見られるんだったっけ。
どうやらこれは、この小屋の中でホタルの幼虫を育ててるみたいね。

縒名「でもホタルって貴重なんだよね？」

うむ、綺麗な川じゃないと住めないからね。
逆に言えば、この辺はそれだけ水が綺麗ってことなんだろう。

縒良「そういえば実際、公園の中はゴミとか一つも落ちてないねー」










ちなみに幼虫の孵化は六月ごろということで、中はまだ蛍はおらず、
蜘蛛がぐでーと寝ているだけでした（ぉ










しかし水辺の生き物の観察がウリとあって、園内の水辺は充実してるのう。

縒名「そうだねー、なんか見たこと無い虫とか色々見れて面白かったよ。
　　　　外の世界ってこんな風になってたんだね」

縒良「やっぱり写真とかじゃ分からないもんだね。パパ、ほんとにありがと♪」

はは、まぁこんなところでよければどうってことないさねー。
二人とも仲良く遊んでくれて、パパも嬉しいぞ。

縒良「へへん、あたしと縒名はラブラブだしね？」

縒名「も、もう……！」

さて、ぼちぼち引き返すかねー。



と、ここで最初にあった建物の陰で休憩。







縒名「ふぅ、改めて楽しかったねー」

縒良「うんうん、人もほんとに少なかったしね。やりたい放題だったぜー♪」










しかしまぁ、ほんとに人気がないな。
さっきハーモニカか何か吹いてるオッサンがいたけど、そのオッサンぐらいだし。
駐車場の車はさっきより増えてるように見えるけど不思議。

縒良「こう人がいないと……ちょっと大胆なことしても怒られないかも」

縒名「……！」










縒良「てことでどうパパ、ここで今回のおでかけを締めくくる思い出作りに、
　　　　あたしの初めてを奪ってみるとか♪」

ぶふっ…！？ 奪いません！そんなの奪いません！

縒名「ちょっ、縒良ったら、もう…！」




そんなこんなでアホなことをのたまう縒良をシカトして二人にはケースにリターンしていただき、
長そでパパは公園をあとにするのだった。

……ポーチの中から二人の変な声が聞こえてきたのは知らない（ぉ