真夏の夜の夢 その１ by長そで 小劇場 Trackback() Comment(4)

マインドワイプ「……今日はわざわざよく集まってくれた。まず礼を言っておこう。
　　　　　　　　　俺がデストロンの催眠術兵マインドワイプ。今回の外部の人材発掘について、
　　　　　　　　　つまり貴様らについて担当することになった。せいぜいよろしく頼む、とでも言っておこう。
　　　　　　　　　さて、もう分かっていると思うが、お前たちに今日集まってもらったのは他でもない、
　　　　　　　　　デストロンへの加入について、の説明だ」










マインドワイプ「お前たちは今回、デストロンへの協力と、その見返りとしての支援を欲して、
　　　　　　　　　今日ここへ着た。優秀な人材は俺たちとしてもどんどんほしい、大歓迎だ。
　　　　　　　　　だが俺たちがいくら悪の軍団であっても、財政というものがある。
　　　　　　　　　ぽんぽんと人は雇えない。そこでお前たちには、試用期間としてしばらく
　　　　　　　　　俺の下で働いてもらう」









マインドワイプ「採用に関して明確な基準はないが、この期間内でよりデストロンに貢献した方、
　　　　　　　　　どちらか一組だけを採用する。どうすれば採用されるか、貢献できるかは、
　　　　　　　　　お前たち自信で考えるがいい。だが俺は優しいのでな、一つヒントを与えておこう。
　　　　　　　　　俺がとある計画のために欲しているオールスパークというキューブ状の物体の在り処が、
　　　　　　　　　先日やっと判明した。これの奪取、及び奪取作戦に大きな助力をした者には、
　　　　　　　　　相応のポイントをつけることを約束する」













マインドワイプ「では期待しているぞ、ジャークノイド・ゼール」













マインドワイプ「プロフェッサー・フルングニル。そしてその作品、ミストカーフ」











ミストカーフ（白bis）「ついにパトロンゲットのチャンスなんだ……！
　　　　　　　　　　　　　プロフェッサー、あたしが絶対に採用勝ち取ってやるからな！」

フルングニル「ああミスト。お前の性能を持ってすれば容易いことだ」

ミストカーフ「そうだよな、あたしはプロフェッサーの最高傑作だ、負けるはずがねぇや！」










ミストカーフ「（そうだ、絶対パトロンをゲットして、プロフェッサーに美味いもん食わせてやるんだ……！）」

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希亜良（犬）「ディセップどもの様子はどうだ？」

スィンドル「はい、いつもどおりこちらの優性、連中もじりじり戦線を下げています。
　　　　　　今日も問題なく終われると思われます」

ゼニス「気ｦﾇｸﾅﾖｽｨﾝﾄﾞﾙ､油断ﾊｲﾂﾃﾞﾓ禁物ﾀﾞ」

スィンドル「おっと、そうですね。副長の仰るとおり、最後まで気を引き締めないと」










希亜良「しかし連中も毎度毎度懲りないな。何度ぶっ飛ばしてもちょっかいだしてくる
　　　　　その根性だけは見上げたものだが」

ゼニス「ﾏｯﾀｸﾃﾞｽﾈ｡ﾓｯﾄﾎｶﾆﾔﾙｺﾄﾅｲﾝﾃﾞｼｮｳｶﾈ､ｱｲﾂﾗﾊ」

希亜良「お陰で隊の練度はどんどん上がっていくがな。まぁ、今日もさっさと終わらせｔ



「ぐぁぁっ！？」

「な、なんだこいつ！」








希亜良「ん、何事だ？新手か？」










？？？「グググ……」










ゼニス「TFｼﾞｬﾅｲ…ｱﾚﾊｲｯﾀｲ…?」

希亜良「デストロンの新兵器か、あるいは全く別の何かが迷い込んだか、どの道これは……！」










「隊長！こいつ半端ないっすｙ　ぐぁっ！？」

「くそっ！一体なんだっていうんだ！」











強盾「いきなり現れてこっちの陣地で大暴れたぁ、いい度胸じゃねぇか！
　　　あんまり調子こきやがると……！」










「調子こきやがると、なんだって？」

強盾「！？」










強盾「ぐぉがっ！？」

希亜良「強盾！？」

ゼニス「ﾏﾀ新手ﾀﾞﾄ!?」










希亜良「新手……神姫……だと……！？ 後期型ストラーフのリペイントバージョンに見えるが……」

ミストカーフ「一応そうなるね。もっとも、あたしは内装までチューンしてあるから、
　　　　　　　　そこらのオモチャじゃ比較にならないけど」

希亜良「貴様……何者だ……！」










ミストカーフ「おー、トーマスいい子だね。あんた一人でもここまでできるなんて、エライエライ」

トーマス「グゥゥ……」










ミストカーフ「あたしはミストカーフ。プロフェッサー・フルングニルの最高傑作！
　　　　　　　　いろいろ合って、今はあのデストロンとかいう連中に加勢させてもらうよ」










ミストカーフ「さて、もういいよねプロフェッサー？ さっさとこいつら蹴散らして、
　　　　　　　　噂のオールスパークとかいうのを持って帰ろ」

プロフェッサー「各部以上なし……いいだろうミスト。お前の力を見せてやれ」

ミストカーフ「よっし、待ってました」










ミスト「いくよトーマス！クロスアップ！」



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樹里（種）「なんかまた下騒がしいねー」

縒名（軽白）「またきありゃん達が戦ってるみたいだねー。今日もきありゃん達が勝つだろうけど」










縒名「……ん？」










樹里「え……なに……？」









ゼール「オールスパークを渡せ……」










樹里「誰……？ どちらさまですか？」

縒名「オールスパーク、なんのこと……？ あなただ










れ……！？」










縒名「がひ……っ……！？」

樹里「縒名ちゃん！」

ゼール「質問に答えろ……それ以外のことは話す必要はない」

縒名「し……らな……」




（ブロロロロロロロロロ








ゼール「うん？」























フルングニル「各部パーツ異常なし、合体システム正常に作動中」







































ミストカーフ「さぁ、あたし達の力、証明してもらうよ！」




（続く