真夏の告白 by長そで 小劇場 Trackback() Comment(5)

長そで家の一部メンバーが遠征しているその頃…？









イズミ（茄子）「みなさん、今頃WFですねー」

レスキュー「そうですね。熱中症などになっていないといいのですが」

イズミ「やっぱり東京の方はこちらより暑いんでしょうか。未知の世界ですね」

レスキュー「イズミもたまには、遠征に同行して気分転換をしてくるのもいいんじゃないですか？」

イズミ「いえ、私にはレスキュー先生のお手伝いがありますし」

レスキュー「大丈夫ですよ、二、三日ぐらいならなんとか私だけでもやっていけますし、
　　　　　　　急ぎでない書類の整理なんかは後回しにしておけばいいですから」

イズミ「あはは……それにその、やっぱり私だけじゃなんだか楽しめないですしね」

レスキュー「私だけって、ラースタさんたちがいるじゃないですか」










イズミ「いえ、その……そういうわけじゃぁなくって……」

レスキュー「？」

イズミ「その……うー……」










（　ド　ン

レスキュー「イズミ…？」










イズミ「えーっとその……だからですね……私は……私は……」










イズミ「私はその……確かにラースタさんたちがいると楽しいとは思うのですけど、
　　　　やっぱり私的にはレスキュー先生がいないと、この、やっぱり楽しくないかなって……！」

レスキュー「えっ……」

イズミ「あーもう、言っちゃいます！ずっとす……レスキュー先生！ずっと好きでした！
　　　　　好きですっ！ぇと……わ、わたしと付き合ってください！」

レスキュー「い、イズミ……」










レスキュー「……ありがとうございますイズミ。そんな風に言っていただけて、私も嬉しいです。
　　　　　　　しかし……そういえばこうして言われてみるまで私は、恋愛なんて考えたことが、
　　　　　　　正直いってほとんどなかったことに気がつきました……」

イズミ「あ……ごめんなさい……その私……」

レスキュー「いえ、私も嬉しいんです。そんな風に言われるのは初めてですが、
　　　　　　　イズミが想ってくれている、というのを知って、とても嬉しい。
　　　　　　　ですが私は、今言ったとおり恋愛なんて考えたこともない男です、
　　　　　　　イズミが勇気を出して言ってくれた気持ちに、すぐには応えてあげられない」

イズミ「…………」










レスキュー「だから私は、これからは少し恋愛も、意識してみることにしましょう。
　　　　　　　思えば私は軍属時代から医療一辺倒の人生、やり甲斐はありましたが、
　　　　　　　華があったかといわれればそうでもない、少々寂しい人生でした」

イズミ「先生……」










レスキュー「しかし今は、とても幸せなことに、軍属時代と違って私の横に一人、
　　　　　　　とても優秀で魅力的な助手の方がいましてね」

イズミ「…………！」

レスキュー「これまでは何も考えずにいましたが、言われてみて気がつきました。
　　　　　　　いつも何気なく一緒に仕事をしていますが、改めて考えてみると
　　　　　　　一緒に過ごせることがなにやら無性に嬉しい相手だなぁ、と。
　　　　　　　これはもしかしたら、もっと良いお付き合いが出来る相手かもしれないな、と」










レスキュー「私は、すぐにはイズミの望む返事はできないかもしれません。
　　　　　　　でも一つ、今感じたこの気持ちを育てて見たいと思いました。
　　　　　　　私からもお願いします、イズミ。一緒のこの気持ちを育ててくれませんか？」










イズミ「先生……」










イズミ「はい……」